京都丸太町の恋衣屋さん 天花寺さやか (著) 双葉社 (2021/4/15)

地元で転職活動中の矢口泰彦はある夜、居酒屋で顧客に危うい目に遭いそうになっていた女性を助ける。

その女性、弓場明日香は、京都の貸衣裳店「お衣裳 美三輝」の常務だと名乗り、泰彦に感謝の言葉を告げたあと、いきなり「もし良かったら、京都に来ませんか。というか、うちの会社に来て? というか将来、うちのお婿さんになってくれへん!?」とプロポーズをする。

泰彦は急すぎる展開に戸惑うが、明日香の熱意と純粋な瞳に惹かれて、京都に行くことを決意する。

著者について
京都市生まれの京都市育ち。
デビュー作「京都府警あやかし課の事件簿」(PHP文芸文庫)がいきなり第7回京都本大賞を受賞する。

「テンション高めな彼女と、彼女に一目惚れされて、お婿さん認定(一方的に)された彼の物語。読みやすく、二人のくすっと笑えるようなやりとりが、とても好ましかったです。二人のこれからを想像できるような終わりかたも、とても好きです。おすすめです。」


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