凍る草原に鐘は鳴る 天城光琴 (著) 文藝春秋 (2022/7/5) 1,650円

草原に額縁を立て、その中で演手たちが鮮やかな物語を繰り広げる――。

遊牧の民アゴールは、その伝統を「生き絵」と呼んで愛していた。

物語を作り、演出を手掛ける「生き絵師」のマーラは、若くして部族長たちの前で生き絵を披露する役目に大抜擢される。

だが、その矢先に突然の悲劇が。“動くもの”が、全ての人々に見えなくなってしまったのだ。

そんな世界で、もはやマーラの「生き絵」は無力なのか。

そして、遊牧が困難になったアゴールの民の運命は。

現実が想像力を凌駕しても、芸術は無力ではない――東山彰良

多くの読者が、きっと自分の「今」を見いだせる小説だ――辻村深月


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