人生は天国か、それとも地獄か 田原総一朗 (著), 佐藤優 (著) 白秋社 (2022/9/29) 1,870円

25人の総理に直接取材して3つの政権を倒した男と、国家の罠に嵌まり獄に落ちたあと300冊以上の本を世に出した男が、「人間が生きる意味」を語り尽くす、希望の書!!

「お二人の知の巨人としての経歴と現在そして将来の心境が、ありのままに掴み取れ、一気に読めた。当然ながら、ただ前提無しで読むには難しい記述もあり、一部に深淵な空間を感じさせる様な、独特な文法も展開されるが、全体としてはどのテーマも「語り部」的な、長すぎない、意識して凝縮された、確信的かつ端的な総括に満ちており、「誰でも解りやすく」というコンセプトは、かつてないほど強く感じた。個人的に、難解な書物は、例えそれが素晴らしいものだとしても読む気は無いので、今後もこの位か、もしくはもっと柔らかい記述であれば、よりベストであると感じた。」

「ジャーナリストの田原総一朗氏と作家の佐藤優氏との対談集。
二人共それぞれの道の第一人者だけあって、二人の人生観、仕事に対する使命感、死生観がほとばしっている。
御二人に共通することがいくつかある。
一つは、常に自己研鑽を怠らず、知性と教養を磨いていること。
二つ目は、自分の余命を意識しつつも生涯現役を貫こうとする覚悟と決意を持っていること。
第三に日本が戦争を起こす国家にならないようにしようとしていること。
さすがに超一級の人物の思想信条は私のような凡人には計り知れない高度なものであることを学ばせていただいた。
幾多の修羅場をかいくぐってきた御二人から得た教訓は重い。」

「世界情勢、国内政治の裏側まで知り尽くしているお二人の人生観を興味深く
読ませていただいた。プライベートな事までつつみ隠さず語っている。
活躍してきた世界、時代の違う個性のある二人の生き方に共感した。
自分も人生についてもっと深く考えたいと思えてきた。
若い人たちにも是非とも読んでいただきたい一冊だ。」

「「数千人の知識人と論争した怪人たちの結論」については確信を持てた。「前半の人生が地獄だったとしも60歳からの人生を天国に変える方法」は確かに存在するのだ。それらを具体的に書いた「後半生のための10策」に、非常に説得力があるからだ。
本書では、25人の総理に直接取材して3つの政権を倒しながら2人の妻を失った男と、国家の罠に嵌まり入獄したあと300冊以上の本を書いた男が、「人間が生きる意味」を全て語り尽くしている。「人生最後の日に何をするか」までも示されており、まさに2人の作家人生の集大成ではなかろうか。高く評価したい。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事