SF作家の地球旅行記 柞刈湯葉 (著) 産業編集センター (2022/9/14) 1,760円

人気SF作家・柞刈湯葉、初旅行エッセイ。

首里城、筑波山、ウラジオストク、モンゴルの草原…

何のために旅に出て、何を思い、何を目指すのか。

SF作家の目を通して楽しむ新感覚旅行記。

2019~2021年note投稿作品を大幅に加筆・修正した海外編4柞&国内編8柞、さらに[架空旅行記]として書き下ろし短編小説2作(月面編/日本領南樺太編)を加えた。

だいたい僕はどこへ行っても似たようなことをして、似たようなことを考えている。そこには環境によらない恒常的な自己同一性みたいなものがうっすらと見えてくる。(あとがき より)

【目次】
チップがないならポテトを食べればいいじゃない (海外編・カナダ)
能登半島をレコンキスタする (国内編・石川)
飛ぶのは恥だが役に立つ (海外編・上海)
本当の東京砂漠はここにある (国内編・伊豆大島)
2時間半で行けるヨーロッパに行けない2年半に捧ぐ (海外編・ウラジオストク)
琵琶湖マトリョーシカ構造 (国内編・滋賀)
人間を荷物とみなせば人馬一体 (海外編・モンゴル)
琉球の長い午後 (国内編・沖縄)
青春18きっぷで人生のレールを踏み外す (国内編・鉄道旅行)
穏やかな夜に身を任せるな、老いても石油を燃やせ (国内編・静岡)
電車に乗ってチバニアンを見に行った(国内編・千葉1)
鋸山が実写版マインクラフトだった (国内編・千葉2)
日本国民は筑波山にどのような態度で向き合うべきか (国内編・茨城)

静かの海では静かにしてくれ (架空編・月面)
南側と呼ぶには北すぎる (架空編・日本領南樺太)

「大部分は無料で公開されている氏のnoteの加筆修正で、書き下ろし部分も分量としては少な目です。私の記憶はあてにならないため、どの程度文章に変化があったかは分かりません。それを差し引いても、旅行の友として気軽に携帯できるようになったのは大きい。
また、写真については白黒で枚数も少なくなっているので(電子書籍版で確認)、未読の方は読後に note 版を見てみるのもいいかもしれません。
旅先やその内容に新規性があるわけではないですが、柞刈湯葉節?ともいうべき独特の視点からのツッコミ(あるいはボケ)に面白さがあると思います。 雰囲気としては森博嗣の日記シリーズが好きな人には勧めやすいかもしれません。」


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