昆虫図鑑の舞台裏、全て見せます
「図鑑御三家」の一角をなす有名昆虫図鑑の監修を任され、著者は理想に燃えた。
「子供たちのために死んだ虫(標本)ではなく生きたままの虫を撮って載せたい!」
そんな学習図鑑は前代未聞だ。
「野糞をして、それを糞虫の採集に利用するというのは、糞虫好きにはありふれた日常である」「誰も来ない場所で野糞して、そこで待つのが基本なのだが、場合によっては、風通しがよく、においが分散する場所に置いたり、ひらけた場所に置いたりすることもある」(『昆虫学者、奇跡の図鑑を作る』P48) pic.twitter.com/01RvBdNFLV
— 本ノ猪 (@honnoinosisi555) October 1, 2022
目標2000種、期限は1年、撮影はプロではなく全国の昆虫愛好家――最高難度のプロジェクトが始まった。
相次ぐ問題、積み重なる疲労、ピリつく人間関係……、だがついに日本全国7000種の生体を撮影、学習図鑑史上最多となる2800種掲載の奇跡の図鑑ができてしまった。
これは無謀な挑戦に命を燃やした虫好きたちの、全記録だ。
丸山宗利さん『カラー版 昆虫学者、奇跡の図鑑を作る』本日発売です。
「標本ではなく生きた虫を撮った学習図鑑を作ろう!」1年で7000種撮影、史上最大2800種を載せた奇跡の図鑑はいかにしてできたか? どこまでも理想を追求した無謀な図鑑制作の全記録。 pic.twitter.com/F7CE5ALhUw— 幻冬舎新書 (@gentoshas) September 28, 2022
「「学研の図鑑LIVE昆虫」改訂版を持っていたので参照しながら読みました。
ものすごい人数の個性豊かな面々が「すごい図鑑を作る」という目的の元に集まり、時にぶつかりながら素晴らしいお仕事をする、記録。
丸山先生の大きなお志に胸が熱くなりました。」
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