老人をなめるな 下重暁子 (著) 幻冬舎 (2022/9/28) 990円

仕事部屋を借りようとした著者は、86歳という年齢を言うと立て続けに断られ、唖然としたという。

日本の高齢者は、収入があっても部屋すら借りられないのか、と。最近では終末期の医療費を減らすために、「高齢者の延命治療は必要ない」という議論もある。

だが著者は、高齢者本人の意思を無視して一緒くたにし、命を軽視することに異議を唱え、さらに「少子化でこれから否応なく年寄りが社会の担い手になるのに、年寄りが生きにくい世の中にしてどうする!」と喝破。

高齢化ニッポンが抱える難題の打開策を提言する。

「「少子化でこれから社会の担い手になる年寄りが生きにくい世の中にしてどうする!」と意気軒高ですが、内容は小言婆の世迷い事ばかりで、建設的な提言では無いのです。

・高齢者の運転ミスばかり取り上げるな
・高齢者は痛みに鈍感な訳じゃない
・老人が皆、集団行動を好む訳ではない
・コロナのしわ寄せは年寄りに集中

著者は、NHKトップアナウンサーとして活躍後、民放キャスターを経て文筆活動に入り、公益財団法人会長、旅行作家協会会長を歴任、活動するインテリとして知られているのですが、まるで人格・識見が感じられないのです。

TVアナウンサーは人に啓蒙する役割が大きいのですが、自己主張ばかりでなく、他人の意見もよく吟味して妥当な情報を啓蒙伝達して行かなければならない筈です。

著者は現在86才、自己主張ばかりする老害が跋扈している感じがしてなりません。」


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