
今日という日は、人生の残された日々の、そもそも初日だ――。
『シクラメンのかほり』、『愛燦燦』をはじめとする数々のヒット曲を世に生み出してきたシンガー・ソングライター、小椋佳。
喜寿を迎えた2021年、惜しまれつつ歌手活動からの引退を発表した。
稀代のソングライターとして、圧倒的求心力を誇った銀行マンとして、ひとりの夫・父親として、全力で駆け抜けた激動の人生とは。
そして迎えた老いの境地と、生きることの意味とは。
「今日という日は、人生の残された日々の、そもそも初日だ」
時に軽妙に、時に滋味深い珠玉の名言で語り尽くします。
第一勧銀時代に浜松支店長を務め、現在もうなぎパイのCMで使われる「うなぎのじゅもん」を作詞作曲するなど、浜松に縁の深い小椋佳さんの新刊『もういいかい まあだだよ』(双葉社)入荷しました。浜松時代のエピソードも、もちろん収録されています。 pic.twitter.com/EusGlaMACa
— アマノ有玉店 (@amanoaritama) December 22, 2021
第一章 「小椋佳」ができるまで
大当たりした祖母の予言
泣き虫のいじめられっ子
江戸っ子おふくろ、カタブツのおやじ
3億円事件の思わぬ「お告げ」
初めて歌を褒められる
クラスでは浮き、まったくモテず
東大受験に失敗し、浪人生活
歌創りの原点は中2からの日記
にわかツアコンで無謀な世界旅行
無口でしゃべり下手な男から大変身
“失恋ショック”で福島の山村へ
「小椋佳」を生んだ最愛の女
卒業試験は寺山修司さんの家から
第二章 勧銀マンとして、夫として、父として
渾名は「デマラ」~自由すぎる新人時代
資生堂担当で開眼
学卒同期100名中、3番目に結婚
歌声を探し出したディレクター
銀行合併後のゴタゴタ
外為で荒稼ぎから一転、奈落の底へ
「もうやめてやる! 」でも、妻は泰然
意外だった『シクラメンのかほり』レコ大受賞
いい父親じゃなかった
重役を目前にして浜松支店に赴任した理由
ここにいる君が、君でなきゃおかしい
「個職双善」な浜松ライフ
さらば第一勧銀
第三章 歌、そして恋
「二足のわらじ」なんて履いた覚えがない
美空ひばりさんは稀有な声の持ち主
『シクラメンのかほり』の真実
NHKホールの初コンサートに11万通の応募
「舞台は3日やったら、やめられない」を実感
接待カラオケで歌ったのは
生み出した曲はみんな「可愛い子供」
恋の歌は創れども
真に美しい女性とは
恋は終わらせ方が難しい
怪文書38通で離婚騒動に
「愛してる」なんて曖昧だ
女の人は凄い
第四章 生きる
星しかない空
57歳でまさかの胃がん手術
数日でやめた抗がん剤
愛する妻と別居へ
別居で得た素晴らしい「収獲」
好きと嫌いはどうしようもない
競馬であきらめのいい人間に
日常の当たり前が一番素晴らしい
「体にいいこと」より、好きなこと優先
「生」もまた苦しい
悩みは「待つ」ことで解決
老年こそ、しゃべりましょう
欲望は小半=4分の1がちょうどいい
現状不満症が運を引き寄せた
「夢を持ちなさい」なんて僭越だ
つながりすぎるのも息苦しい
臆病たること恥じることはない
何も期待しない者こそ祝福される
第五章 人生の総仕上げ
年寄りじみず、若ぶらず
権力者なんぞしゃらくせえ
イエスマンが払う怖い代償
先週、遺言を書いた
なぜ生きるのか?
あなたが美しいのは
人間の生きようとする力は偉大
潸潸と降る雨の日も、散散と吹く風の日も
七十六の手習いでピアノ弾き語りに挑戦
人生最後の仕事は「貸しスタジオ建設」
人は死んだらどうなるか?
理想の最期は
妻は特別な女性
生まれ変わったらクレオパトラに
妻から夫へ~ずっと一緒にいてくれて、ありがとう。
著者について
1944年1月、東京・上野生まれ。作詩作曲家・歌手。
67年に東京大学法学部卒業後、日本勧業銀行(のちの第一勧業銀行・現みずほ銀行)に入行し、浜松支店長、本店財務サービス部長等を歴任する。
音楽活動にも打ち込み、71年に初アルバム『青春–砂漠の少年』を発表。3作目のアルバム『彷徨』は100万枚のセールスを突破した。
『しおさいの詩』『さらば青春』などのヒット曲で知られ、『シクラメンのかほり』(布施明)、『俺たちの旅』(中村雅俊)、『愛しき日々』(堀内孝雄)、
『夢芝居』(梅沢富美男)、『愛燦燦』(美空ひばり)など、多数のアーティストへ作品提供している。
2021年、ラストアルバム『もういいかい』をリリース。
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