![鬼の筆 春日太一 (著) 文藝春秋 (2023/11/27) 2,750円](https://abundant.jp/mystyle/wp-content/uploads/2024/05/hinagata-コピー-7-3.png)
戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折
”全身脚本家”驚愕の真実!
『羅生門』、『七人の侍』、『私は貝になりたい』、『白い巨塔』、『日本のいちばん長い日』、『日本沈没』、『砂の器』、『八甲田山』、『八つ墓村』、『幻の湖』など、歴史的傑作、怪作のシナリオを生み出した、日本を代表する脚本家・橋本忍の決定版評伝。
著者が生前に行った十数時間にわたるインタビューと、関係者への取材、創作ノートをはじめ遺族から託された膨大な資料をもとに、その破天荒な映画人の「真実」に迫る。
全480ページ。
第55回大宅壮一ノンフィクション賞受賞作
【ご報告】
「鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折」(文藝春秋)が第55回 大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しました!取材・執筆・制作にご協力くださった皆さまに改めて御礼申し上げます。 pic.twitter.com/tAeortvicV
— 春日太一 (@kasugataichi77) May 16, 2024
目次
序 鬼の詩
一 山の章
二 藪の章~『羅生門』
三 明の章~『生きる』『七人の侍』
四 離の章~『蜘蛛巣城』『夜の鼓』『女殺し油地獄』『風林火山』
五 裁の章~『真昼の暗黒』『私は貝になりたい』
六 冴の章~『切腹』『仇討』『侍』『日本のいちばん長い日』『上意討ち』『首』
七 血の章~『張込み』『ゼロの焦点』『人斬り』『黒い画集 あるサラリーマンの証言』『砂の器』
《特別インタビュー》山田洋次の語る、師・橋本忍との日々
八 計の章~『人間革命』
九 雪の章~『八甲田山』
十 犬の章~『八つ墓村』『幻の湖』
十一 鬼の章~『愛の陽炎』『旅路 村でいちばんの首吊りの木』『鉄砲とキリスト』『天武の夢』
橋本忍 脚本映画一覧
「幻の湖は劇場で観る事が出来ました。
札幌の東宝公楽?
このあとは菊島隆三でお願いします。
トラ3の摩訶不思議の解明、黒澤プロダクションの顛末を是非。」「黒澤作品はもちろん「砂の器」や「八甲田山」などお気に入りの映画の誕生物語。大変興味深く読ませてもらいました。なかなかの読み応えでした。」
「膨大な情報、これは凄い!の一言につきます。
黒澤監督関連の書籍である程度は
理解していたつもりでしたが、
ここまで深い内容だとは思っていませんでした。」
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