
いよいよ桜花賞への最重要ステップレースであるチューリップ賞が開催されます。
過去の傾向データが多すぎて、どの馬を馬券の軸にすべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、精緻な過去データ分析と、コース適性をあぶり出す深い血統理論を融合させ、オッズに隠れた真の実力馬を導き出します。
結論が一目でわかるように各種データを表で整理していますので、スマホからでもサクッとご確認いただけます。
論理的な根拠に基づいた予想で、あなたの馬券検討を力強くサポートします。
目次
過去データ分析
阪神芝1600メートル(外回り)は直線が長く、最後の急坂をこなすパワーと末脚の持続力が問われるタフなコースです。
近年は伏兵の台頭も目立ち波乱傾向にありますが、過去10年のチューリップ賞における重要なデータを以下の表にまとめました。
| 項目 | 傾向データ | 分析・ポイント |
| 人気 | 1〜2番人気が堅実 | 過去10年で3着以内30頭中14頭が1〜2番人気と上位人気は信頼できる |
| 前走レース | 阪神JF組が圧倒的 | 阪神JF組の3着内率は54.2%と非常に高く最重要ステップと言える |
| 前走着順 | 前走連対馬が中心 | 3着以内馬の20頭が前走2着以内で前走好走馬の信頼度が極めて高い |
| 前走距離 | 1600m経験が必須 | 過去9年の優勝馬10頭すべてが前走で1600mのレースを使われていた |
好走する血統傾向
外回りの長い直線を最後まで伸び切るためには、スピードだけでなく確かなスタミナを伝える血統が不可欠です。
当コースと相性の良い血統傾向と、それに合致する主な出走馬を整理しました。
| 血統要素 | 好走しやすい種牡馬・系統 | 該当する主な出走馬と評価 |
| 父(種牡馬) | エピファネイア、キズナ | アランカールやソルパッサーレなど主流血統の産駒が末脚を活かしやすい |
| 母系 | ディープインパクトの血 | スマートプリエールやアランカールは母父にディープを持ち瞬発力に優れる |
| 注目配合 | ロベルト系×サンデー系 | 底力とキレを両立する配合が阪神の急坂マイル戦で大きな強みとなる |
歴史
本競走は、1993年まで3歳牝馬限定による桜花賞指定オープンとして阪神競馬場・芝1600メートルを舞台に行われていた。1994年にGⅢに格上げされるとともに、3着以内の馬に桜花賞への優先出走権が与えられ、翌1995年からは「桜花賞トライアル」のサブタイトルが付けられている。さらに、2018年にGⅡへ格上げされた。
競走名のチューリップ(Tulip)は、ユリ科の球根植物。園芸植物として人気が高く、品種改良によってさまざまな色・形が存在する。茎が出て幅広い葉が数枚付き、4月から5月頃に大きな花を一輪咲かせる。花言葉は「永遠の愛情」「愛の告白」。

阪神・芝1600メートル(外回り)
バックストレッチ半ばからスタートして、外回りの3コーナーと4コーナーをぐるっと回ってゴールを目指す。スタートから4コーナーに至るまではほぼ平坦に近い。コーナーもゆったりしていて、ペースが緩むことなくレースは進む。ホームストレッチは473.6メートル(Aコース使用時)だが、残り600メートル標識付近から下り坂が始まるので、直線に向く前からペースが上がることになる。逃げ・先行馬はここで急がずに一息入れたい。4コーナーの下りで勢いがついた後続各馬が外から迫って、直線は内外広がっての追い比べになる。ゴール直前に坂があるので、惰性での流れ込みは困難だ。極端に遅い流れにならない限り、最後は底力が問われる。
出走馬一覧と全頭診断(予想印)
ここまでのデータ傾向と血統要素のクロスオーバーから導き出した、出走馬全15頭の評価と予想印です。
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 血統(父×母父) | 斤量 | 騎手 | 予想印 | 評価理由 |
| 1 | 1 | エレガンスアスク | ポエティックフレア×ハーツクライ | 55 | 坂井 瑠星 | - | 新馬戦勝利から間隔が詰まっており重賞ペースへの対応が課題となる |
| 2 | 2 | グレースジェンヌ | モーリス×アグネスデジタル | 55 | 岩田 望来 | - | 血統的にパワー寄りであり瞬発力勝負の阪神外回りでは分が悪い |
| 2 | 3 | アンディムジーク | アドマイヤマーズ×ノヴェリスト | 55 | 団野 大成 | - | 前走の自己条件で大敗を喫しており別定の重賞では相手が強すぎる |
| 3 | 4 | スマートプリエール | エピファネイア×ディープインパクト | 55 | 吉村 誠之助 | △ | 良血馬であり前走1600m好走データにも合致するため押さえに回す |
| 3 | 5 | ソルパッサーレ | キズナ×Footstepsinthesand | 55 | 浜中 俊 | △ | 前走1600mの1勝クラス勝ちという好走データに合致し血統適性も高い |
| 4 | 6 | グランドオーパス | キズナ×ノヴェリスト | 55 | 高杉 吏麒 | - | 1勝クラスで勝ち切れておらず重賞の舞台ではワンパンチ足りない |
| 4 | 7 | サキドリトッケン | トゥザワールド×シーキングザダイヤ | 55 | 飛田 愛斗 | - | 地方ダートからの参戦であり芝の一線級相手ではスピード不足が否めない |
| 5 | 8 | エイズルブルーム | リオンディーズ×ハーツクライ | 55 | 池添 謙一 | - | シンザン記念大敗からの臨戦過程であり過去データ的に買いづらい |
| 5 | 9 | ホワイトオーキッド | キズナ×クロフネ | 55 | 松山 弘平 | ▲ | **【穴馬】**前走G1の朝日杯FSで揉まれた経験が牝馬同士のここなら活きる |
| 6 | 10 | コニーアイランド | コントレイル×All American | 55 | 川田 将雅 | △ | 半姉リバティアイランドの超良血でありあっさり勝つポテンシャルはある |
| 6 | 11 | ダンデノン | シルバーステート×Exceed And Excel | 55 | 北村 友一 | - | 未勝利勝ち直後ということもありいきなりの重賞では力不足である |
| 7 | 12 | アランカール | エピファネイア×ディープインパクト | 55 | 武 豊 | ◎ | 圧倒的有利な阪神JF組であり母シンハライトの血統背景も文句なしの本命 |
| 7 | 13 | タイセイボーグ | インディチャンプ×Azamour | 55 | 西村 淳也 | ◯ | 重賞3連続好走と実力は申し分なくインディチャンプ産駒の持続力も魅力 |
| 8 | 14 | ナムラコスモス | ダノンプレミアム×ジョーカプチーノ | 55 | 田口 貫太 | △ | 近2走を連勝中で勢いがありダノンプレミアム産駒の機動力も評価できる |
| 8 | 15 | ダンシングドール | ヴァンセンヌ×ディープインパクト | 55 | 森田 誠 | - | ダートでの勝ち上がりであり芝の瞬発力勝負になると非常に厳しい |
おすすめの買い目
今年のチューリップ賞は、データと血統の両面で圧倒的な強さを誇る本命馬を中心に馬券を組み立てます。
そこに、展開次第で上位に食い込むポテンシャルを秘めた特注の穴馬を絡める構成を推奨します。
■ 3連複フォーメーション(15点)
1列目: 12(アランカール)
2列目: 9(ホワイトオーキッド)、13(タイセイボーグ)
3列目: 4(スマートプリエール)、5(ソルパッサーレ)、9(ホワイトオーキッド)、10(コニーアイランド)、13(タイセイボーグ)、14(ナムラコスモス)
【買い目の意図】
最重要ステップである阪神JFで上位に食い込み、血統適性も抜群なアランカールを不動の軸に指名します。
相手には、実績上位のタイセイボーグと、牡馬相手のG1で揉まれた穴馬ホワイトオーキッドを配置しました。
点数を適度に絞りつつ、中穴が絡んだ際の高配当もしっかりと狙える実戦的な買い目です。
まとめ
今回は「精緻なデータ分析」と「深い血統理論」を掛け合わせ、チューリップ賞の予想をお届けしました。
表面的な人気にとらわれず、過去のローテーションや血統の奥深さを知ることで、競馬はさらに楽しくなります。
今回推奨した本命馬アランカールと、一発を秘めた穴馬ホワイトオーキッドの走りにぜひご注目ください。
皆様の馬券検討の参考になり、素晴らしい週末の競馬となることを心より願っております。

