傷のあわい 宮地尚子 (著) 筑摩書房 (2025/4/12) 880円

たゆたい、ぶつかり、たじろぎ、

傷つきに揺れながら生きる

『傷を愛せるか 増補新版』の著者の原点となるエスノグラフィ

米国で何者かになろうと海を越えた青年、

夫の海外転勤に合わせて渡米した女性、

人生に詰んで海外へ拠点を移した男性──。

異国の地で、

不安定さや傷つきに揺れながらも、

そのとき成しえる最良の力で人生にぶつかっていく。

その語りに、若き日の著者が耳を傾け、生きるということを同じ目線で考えた記録。

解説 奈倉有里

【目次】
文庫版まえがき
はじめに

孤独の物語
アメリカン・ドリーム
移民候補生
リミナリティ
PTSD(前編)
PTSD(後編)
ステレオタイプ
恋愛と結婚
邦人援護
二〇歳の人生落伍者
謎の女
パレスチナ
レクイエム
GOOD BYE=THANK YOU

あとがき

解説 ひとりひとりの顔が見える  奈倉有里

著者について
宮地 尚子(みやじ・なおこ)

一橋大学大学院社会学研究科特任教授。専門は文化精神医学・医療人類学・トラウマとジェンダー。精神科の医師として臨床をおこないつつ、研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了。主な著書に『傷を愛せるか 増補新版』(ちくま文庫)、『トラウマ』(岩波新書)、『ははがうまれる』(福音館書店)、『環状島=トラウマの地政学』(みすず書房)、『傷つきのこころ学』(NHK出版)がある。


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