汝、星のごとく 凪良ゆう (著) 講談社 (2022/8/4) 1,760円

その愛は、あまりにも切ない。

正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。

本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。

ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。

ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。

生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

「どんなことがあっても、その、どんなことも含めて、人(男)と人(女)は支え合うようにできていることを分からせてくれるような話、です。」

「流浪の月同様に心理描写が秀逸です。凪良ゆうさんの小説はすべて読みましたが、この本が一番好きです。本好きの友人に推薦しまくっています。それと、本のカバーがとにかく美しのもおすすめポイントです。」

「素晴らしい本です。同じものを見ながらもそれぞれの生育歴やそれぞれの立場からの感じ方の違い、でも、間違いなく言える事は、どんな人も幸せになりたくて必死に生きている人だ・・ということが、わかりやすく表現されている書籍です。私も自分に照らし合わせとってもいい学びとなりました。」


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