語るに足る、ささやかな人生 駒沢敏器 (著) 風鯨社 (2026/3/10) 2,640円

2005年にNHK出版より初出、2007年に小学館文庫より刊行されたまま、長らく絶版になっていた駒沢敏器の名著がついに待望の復刊!!

いまだからこそ見直すべき、人と人との繋がり、人間の確かさと温もり、語るに足るささやかな人生が、ここにある。

都会はいっさい通らずに、そこに住んでいる人以外は誰も知らないようなごく小さな町“スモールタウン”だけをつないで全米を横断する旅に出た。

そこで出会った町の人々は、誰もが人生の主人公だった。

語るべき内容と信念を人生に持ち、それでいて声の大きな人物はひとりもいなかった。

大きな成功よりも小さな平和を、虚栄よりも確実な幸福を、

町の住民に自分が役立つ誇りを、彼らは心から望んでいるように見えた。

アメリカのスモールタウンを巡る、極上のトラベローグ。

駒沢敏器:1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家、翻訳家に。主な著書は、小説に『ボイジャーに伝えて』『人生は彼女の腹筋』、『夜はもう明けている』、ノンフィクションに『街を離れて森のなかへ』、『地球を抱いて眠る』、『アメリカのパイを買って帰ろう』、翻訳に『空から光が降りてくる』(ジェイ・マキナニー)、『魔空の森 ヘックスウッド』(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)、『スカルダガリー』(デレク・ランディ)。2012年逝去。

『観光地を巡る旅行ではなく、人生を感じる「旅」の魅力を思い出させてくれる紀行文学。スモールタウンで出会う人々の何気ない生活や価値観が丁寧に描かれ、派手なドラマがなくても人生には語るべき物語があると気づかされる。静かだが深い余韻が残る作品として、多くの読者が「もっとこの作家の作品を読みたかった」と感じる一冊。』

『アメリカの小さな町を巡るロードトリップを通して、そこに生きる人々の日常と人生観を鮮やかに切り取った作品。政治や社会の対立だけでは語れないアメリカの姿が、町の人々の言葉や生活から少しずつ浮かび上がる。読み進めるうちに、国や社会を見る視点が静かに変わっていく奥行きのある紀行文。』

『ハイウェイ沿いの小さな町の風景や、そこで暮らす人々の価値観が素朴な筆致で描かれている。大都市では見えないアメリカの本質が、ささやかな日常の中から立ち上がるように感じられる。読後には、車を走らせて小さな町を訪ね歩きたくなるような旅情をかき立てる一冊。』

語るに足る、ささやかな人生
語るに足る、ささやかな人生
駒沢敏器 (著)
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