あじろ 赤松利市 (著) 双葉社 (2024/5/22) 2,145円

新橋の立ち呑み居酒屋「あじろ」の常連でマドンナだった真由美が、突然失踪してまう。

心配した常連客と店主が彼女を捜し始めると、その美貌と笑顔からは計り知れない邪悪な一面が見えてくる。

偽りの職業、パパ活斡旋、恐喝……常連の和歌子は彼女の本性を知って逡巡するのだが、真由美は殺されていたことがわかり、あじろに不穏な空気が漂いだした。

犯人は常連客の誰かなのか。平和で楽しいはずの酒場の人間関係に何があったのか。

大藪春彦賞作家の鬼才が描く、人情と愛情の居酒屋サスペンス!

著者について
1956年香川県生まれ。2018年「藻屑蟹」で第1回大藪春彦新人賞を受賞しデビュー。
20年『犬』で第22回大藪春彦賞を受賞。他の著書に『鯖』『らんちう』『ボダ子』『純子』『白蟻女』『隅田川心中』『救い難き人』、自らの来し方を綴ったエッセイ『下級国民A』などがある。


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