大好評『女副署長』シリーズの著者が活写する、逆境をはね返す警官たちの熱き魂。
バツイチ・子持ちの交通課係長、
事故係に異動したばかりの若手巡査、
昇任試験を控えた女性警官、
警察学校在学中の青年、
定年退職目前の署長--
郊外の所轄・御津雲(みつくも)署に勤める、世代もキャリアもバラバラな彼らの前に立ちはだかる仕事と人生の壁。
さらに、50年にわたり隠蔽された警察署の過去も明らかになってきて……。
組織の悪しき枷(かせ)を打破した先に、進むべき道が見えてくる。
6編からなる、リアルな人間味に溢れた連作警察小説。
「大変おもしろかったと同時に考えさせられることが多かった。短話で読みやすいし、微妙に繋がりもある。よかったです。」
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