
飛騨の“幻の城”に織田信長の魔の手が――。
戦国武将が喉から手が出るほど欲しいものは、金銀と、鉄炮火薬に欠かせない塩硝。
それらは飛騨の「天離る(あまさかる)地」で豊富に産するという。
宝の眠る里を我が物にしようと企む、織田・上杉・本願寺……。
そんななか、天下布武へ邁進する織田信長によって白川郷に送り込まれたのが、津田七龍太である。天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子だ。
“天空の城”とも言われる帰雲城に拠って、白川郷を治めるのは内ケ嶋氏理。氏理には、野生的な魅力あふれる娘・紗雪がいた。
美しき山河と麗しき人々に魅せられた七龍太は、領民の平穏な生活を守るため、内ケ嶋の最強の姫武者・紗雪とともに立ち上がる。
そこには、七龍太の出生に関わる、思いがけない出逢いも待っていた。
『剣豪将軍義輝』『風魔』の著者、渾身の「戦国エンタテインメント」。
宮本昌孝『天離り果つる国』(PHP研究所)800ページを超える上下巻を夢中になってほぼ2日で読了。傑作中の傑作の小説を読んでいるときはこんな気持ちになるんだと久しぶりに思い出した。ああ、どうして2020年のベストを決めちゃった後に読んだんだろうか。圧倒的にこれがベスト1だ! pic.twitter.com/qXOZos5EZe
— 杉江由次 (@pride_of_urawa9) December 7, 2020
「日経に書評が出てすぐに調べましたが在庫がなく 年末に上巻を読み終えたところです。信長は悪魔のように言われますが 一向宗の存在と素朴に追従し信長に敵対する信徒の存在は 信長にとっては恐ろしいものでした。命を惜しまない人との戦いは凄惨を極め悲劇が起こります。白川郷の領主や一向宗徒である農民はその戦に巻き込まれないように動きます。本書は映画化を前提に書かれたようなストーリー展開で 似たも物としては「のぼうの城」があげられます。重たい歴史書ではありませんが 読みやすいと思います。苦言を言えば 登場人物の名前が覚えにくい事と 本が上下巻に分かれ価格が高いことです。」
「織田から徳川まで、軍師から忍びまで、自然の脅威から産業鉱業まで、よくもこれだけのものを詰め込んでさらにロマンスも含め一気に読ませる大作を作ったものだ。
富山出身の私のとっても、非常に興味深く、「それは知ってる」「えっそうだったの」「そんなふうに話にからめる?」といった感じで、最後まで引っ張られた。ドラマ化も映画化も難しいかもしれないが、いろいろ技術もあるので、NHKの地方局や北陸・岐阜当たりの地方局の周年記念企画などで実現できないかな。
なにはともあれ、本でこれだけ満腹なほど面白い、ぜひ手に取ってほしい。」「以前、名古屋勤務時代に一夜にして消えた帰雲城と内ケ嶋氏の伝承については聞いたことがありました。その伝説を下敷きにした痛快系時代小説と日経夕刊に紹介されていたので、重版を心待ちに、やっと手に入った上下巻を一気に読みました。ちょうど大河ドラマが描く安土桃山時代にも重なっているので(私はテレビ見てませんが)、ややこしい戦国武将の立ち位置なども理解しやすいタイミングかもしれません。読後感は柴田錬三郎的で、どこまでも軽々したエンタメ。まあ、辛気くさいよりは読みやすいのかな。」
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