着眼と考え方 現代文解釈の基礎 遠藤嘉基(著)、渡辺実(著) 筑摩書房; 新訂版 (2021/10/11) 1,650円

書かれた言葉の何に注目し、拾い上げ、結びつけ、考えていけばよいのか。

59の文章を実際に読み解きながら解説した、至高の現代文教本。

「本書は受験参考書であると思わない方が良いと思う。
イメージとしては、古き良き高校の国語の授業を本にしたような感じであろうか。それぞれの教材に、しっかりと本文と向き合った解説がなされ、また演繹、帰納といった視点にも触れられている。
まさに一流のベテラン先生の現代文授業といった感じである。
よって受験参考書として読むと、あれ?と思ってしまうかもしれない。受験生ではなく、非受験学年や大学生、教員が読むと有益であると感じた。」

「文法を体で覚えている日本語を読む基礎的勉強の定本です。読解とはこういう事を言うのかと感心する解説です。本文は高校の国語教科書から採ったものです。問は基礎力養成のため、簡潔かつ本質的、ゆえに考えさせるものです。読書=人生の人は、自分が得意な読書に対して本当に読めているのか、この本で確認してみて下さい。」

「現代文の参考書はたくさんあり、ひとによって合う合わない場合があります。そういう事情を考慮すると、選びにくく慎重にならざるを得ません。本書の特徴として言えることは安易な方法論を標榜したり記号化をしない
ということです。他の参考書で挫折した人は試してみる価値あり。」


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