本書は、「こんな歴史教科書で習いたかった」と思っていただけるように書きました。
いわば、「日本人のための、理想の歴史教科書」です。
「自分の国の本当の歴史を学びたい」「でも、どの本から読んだらよいかわからない」と思う人のために書きました。
最初に学ぶべき歴史、特に国史においては、自分の国の立派な人物のことを習えばよいと思います。どこの国も、そうしていますし。
「我が国はどんな国なのか。どのようにしてでき、今に至るのか」を教えます。
だから本書は、日本をかたちづくった代表的な人々を選び、その人たちの列伝にしました。
超人たちの偉業を見よ!
・国の礎を築いた――仁徳天皇
・民の世を切り拓いた武将――平清盛
・日本史上最高の演説政治家――北条政子
・動乱期に登場した超能力者――足利尊氏
・日本の危機を学問で救う――緒方洪庵
・憲政史上最高の総理大臣――桂太郎
・日本を滅亡から救った――昭和天皇
その他全28人
《日本とはどういう国か? 》
◎第一章 伝説から歴史へ
◎第二章 貴族の時代
◎第三章 武者の世に
◎第四章 乱世の英雄たち
◎第五章 豊かな江戸
◎第六章 大日本帝国の興亡
◎第七章 昭和天皇――日本を本物の滅亡から救ったお方
倉山満著『教科書では絶対教えない偉人たちの日本史』読了。教科書に載ってなくていいから教えて欲しかった内容が盛り沢山。秀吉以降の武士がサラリーマン化し維新後の廃藩置県への抵抗が少なかったとか笑。終戦の御前会議が鈴木貫太郎首相から昭和天皇への大政奉還とか成程と思うが当時の政府酷すぎ。 pic.twitter.com/X0BjMvo4QJ
— ありがとう🇯🇵♦️ (@iphonebank) May 2, 2021
「「日本をつくり、救った28人の日本人」と銘打った日本史の「いいとこ取り本」。その28人を中心に構成されているため、結構な駆け足で展開されており、「通史」としての期待は薄まるが、「神武天皇」・「記紀」から始まる点、そして本書の趣旨である「最初に学ぶべき歴史、特に国史においては、自分の国の立派な人物のことを習えばよい」との思想は、さすがは倉山氏である。」
「日本の歴史教科書は国際社会から「コンパクトだ」と評価されているが、イデオロギーに偏ることなく、手際よく事実がまとめられていると述べられているが、「これを褒められている」と思ったら、「大きな勘違い、馬鹿にされているのだ」とも断裁している。倉山満氏が、本気で日本の歴史を書けば、最低でも二千頁はいったという気概は確かに本書を読んでいて伝わってきた。」
「倉山先生の選んだ28人全てすごい偉人でした。その中で、絶対主義を実現した将軍、足利義教が、印象に残りました。王権神授、官僚機構、常備軍、重商主義、諸侯と宗教勢力の弾圧を全て実現するのは、凄い偉人だと、私は、思います。」
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