事件現場清掃人 高江洲敦(著) 飛鳥新社 (2020/11/26)

あなたの死に様、かなえます。

職業: 事件現場清掃人
仕事: 誰にも看取られずひとり亡くなった者たちの、この世に生きた痕跡を完全に消し去ること。

「事件現場清掃とは、その人の死に至るまでの人生を追体験するような仕事です。
そういう意味では、どの現場も決して生やさしいものではありません。
そんな中でも、私自身がもっとも苦しい思いをした現場のお話をしましょう…」

東日本大震災、度重なる災害、そして新型コロナ禍…

不安と孤独に蝕まれる現代の日本で、心ならずも倒れた部屋の主たち。

その”痕跡”から見えてくる、壮絶な生と死と、愛の物語。

閲覧注意!

本物の“事故物件”の間取り図・写真を多数掲載!

表紙イラスト: 花沢健吾

「実例は生々しくドキドキしながら読みました、生と死、亡くなった方と残された遺族の思い、恨みつらみをもって失くなる方、様々な現場に携わった著者だからこそ感じた思いが真っ直ぐ伝わります。大きな愛を感じられる素晴らしい本でした。」

「タイトルの「事件現場清掃人」とは、人が亡くなった部屋の清掃(=特殊清掃)をする人のこと。本には、長年仕事を続ける中で経験した現場の様子が描かれています。写真や間取り図も載っていて、ただただリアル。「現代社会の闇」を描いた本ですが、独身で一人暮らしをしている身には、孤独死も自殺も、他人事とは思えませんでした。
ただ、悲惨な現場の様子が綴られているだけでなく、遺族の深い深い愛情や、著者の苦しみや想いが描かれていたりして、最後は感動して泣いてしまいました。
人は必ず死にますから、死後がどうなるのかを知っておくことは、より良く生きることにもつながるはず。この本を読んでいる間ずっと、どう死ぬか=どう生きるかを突きつけられた気がしました。コロナで先行き不透明な今こそ読んでおきたい本です。」

「自ら命を絶つ人々…からだの寿命とこころの寿命。恩師を自殺で亡くしてから、受け入れたくない想いが、未だに夢に恩師の面影をみます…。先生が弱かったわけではなく、それが先生が選択した寿命だったのだと想うと…救われる気がしました。これからの人生、家族を大切にしながらも、児童養護施設、海洋散骨、etc…ご活躍を期待しております。」


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