
記憶を失った父とどう向き合うべきだったのか、私は今でもわからない。
1996年夏。
高校1年生のエミは、サラリーマンの父、専業主婦の母、中学2年生の妹と平穏に暮らしていた。
しかしある日、父・ヒロシは脳にできた腫瘍が破裂した影響で、半身まひや失語症の障害を負ってしまう。
さらに記憶能力が大幅に欠如し、家族の顔さえわからなくなってしまった父。
エミは突然の事態に戸惑いながらも回復を信じ、母親や妹とともに父親を支える日々を送っていくが、一緒に暮らすにつれて、徐々に厳しい現実を突きつけられていく。
そして思春期、就職、結婚、出産と、人生のステージが進むにつれ、エミは父親とどう向き合うべきなのか、わからなくなってしまうのだった。
脳に障害を負った父親を支える家族の葛藤を赤裸々に描いた、胸えぐる実話コミックエッセイ。
【解説】
渡邉 修(医師)
家族を忘れた父親との23年間【06】 pic.twitter.com/31sw3amgQD
— 吉田いらこ??2/10書籍発売 (@irakoir) February 7, 2025
【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
家族を忘れた父親との23年間(1)
2/10発売のコミックエッセイです
本日から1日1話掲載していきます pic.twitter.com/hHs1YreaMm— 吉田いらこ??2/10書籍発売 (@irakoir) February 2, 2025
著者について
吉田 いらこ
漫画家・イラストレーター。2020年1月にXに投稿したエッセイマンガ「若年性認知症の父と私」が大きな話題に。本作はその経験をもとに、フィクションを織り交ぜたセミフィクション作品となる。普段は育児エッセイマンガを中心にSNSで作品を投稿している。
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