言葉のその先にいる「人」がわかりたくて、カタコトの旅に出た。
台湾で筆談した屋台のおかみさん、国を追われカリフォルニアで違法民泊するガール、バンコクで出会ったブチ上げガン盛りマッサージ師、治安の悪い歓楽街に降臨した、スキンヘッドにスリップドレスのバブリーなジャーナリスト――
わかりあえるはずなんかない、でもやっぱり「わかりあいたい」。
フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTs取材などを経て、愛と性、言語や異文化交流のことについて書き続けてきた文筆家の牧村朝子がおくる、言葉、国境、文化、ジェンダー、イデオロギー、あらゆるものを飛び越えていく言語系旅エッセイ。
本屋さんに行く作家、「こいつには絶対負けねえ??」と思ってる作家の新刊がいいとこにいい感じで置かれてると「貴様!次にその座につくのは私(の本)だ!!!!!」って一人で熱くなってるし、好きな作家の本と自分の本が隣同士だと「????」って一人であったかくなってる
— 牧村朝子??『ことばの向こうに旅をして』1/19発売 (@makimuuuuuu) January 29, 2022
著者について
牧村朝子(まきむら・あさこ)
1987年神奈川生まれ。タレント、文筆家。2010年、ミス日本ファイナリスト選出を機に芸能界デビュー。モデル、テレビ出演等のタレント活動を経て、2012年に渡仏し取材、執筆活動を開始。2013年に星海社より、ジェンダー・セクシュアリティの入門書『百合のリアル』を刊行。2018年には時報出版より台湾版が刊行される。著書は他に『ハッピーエンドに殺されない』(青弓社/2018)など。現在は日本を拠点に執筆、講演、メディア出演など幅広く活動中。猫好き。
|