本当はこわくない新型コロナウイルス 井上正康 (著) 方丈社 (2020/10/1)

新型コロナウイルスの本質を理解することで、どこまで恐れるべきかがわかる!

イベントはできない、旅行は行けない、人が集まれない……

マスコミがあおる“コロナの恐怖”に翻弄されるニッポン。

新型コロナウイルスの真の姿を最新の科学情報から明らかにしウイルスと共存する道を提言する。

2020年の日本はコロナ一色の、ある種異様な空気に包まれていた。

数年後から今を振り返ってみたら、おそらくそう言われているでしょう。

テレビでは毎日感染者数を報じ、朝から晩までコロナウイルスの話題を取り上げ続けました。

イタリアやニューヨークの惨状を視聴者の目に焼きつけ、「今に日本も同じようになるかもしれない」と恐怖をあおりました。

社会全体が“コロナ恐怖症”に陥り、マスクを着用しない人に非難の目を向けたり、県外ナンバーの車を排除しようとしたり、「人が集まるから」という理由で美しく咲く花を切り落としてしまうことまでしました。

しかし、いつまで経っても日本がニューヨークやイタリアのようになることはありませんでした。

なぜ、日本は厳しいロックダウン(都市封鎖)もしないのに、欧米のように感染が広がらないのか――世界から不思議に思われました。

著者はこのことに早くから目をつけ、世界の最先端科学情報を解析することで、日本と東アジアの民族には、

長年コロナウイルスにさらされてきた歴史を背景に新型コロナウイルスに対しても免疫的なアドバンテージがあるという結論に至りました。

そして、過剰な自粛や行動制限によって経済的に行き詰まるケースが続出している状況に危機感をおぼえ、新型コロナウイルスに関する最新情報と、健康と経済のバランスの取れた冷静な見方を発信し始めたのです。

著者の井上正康医師は、長年腸内フローラを中心に病理学や分子病態学を研究し、臨床経験も豊富です。

また、専門家のみならず、一般向けにも医療と社会の在り方を考える「現代適塾」を開講。身近な問題を切り口に、医療や科学について、独自の視点でわかりやすく解説しています。

本書は、新型コロナウイルスの特徴や感染のしくみ、免疫がどのようにウイルスを排除するのか、日本・東アジアと欧米・南半球の違い、どんな人が重症化リスクが高いのか、効果的な感染防止策は何かなどを網羅。

Q&Aも入れながら、新型コロナウイルスに対してどう対処したらよいのかを具体的に示します。

ウイルスをゼロにすることは不可能です。

であるならば、リスクが高い免疫弱者には最大の配慮をしながら、通常の健康人は経済と感染予防をバランスよく両立させることが大事です。

恐怖心をあおる情報に翻弄されず、正しい知識にもとづいた科学的思考で冷静に対応し、当たり前の日常を生きながらウイルスと賢く共存する――これが本書に込められたメッセージです。

「新型コロナウイルス感染症患者のジョンホプキンス大学がまとめた統計(それを転記した日本経済新聞の統計)、札幌医大でまとめた統計から、疫学(医学の統計学、本来は疫病に適応、その後、未知の病気に適応)的分析を私は行いました。
医大の医学の歴史の授業の教材として、まとめました。
私には著者のようにウイルス学的な教養を持ち合わせていませんが、この疫学的な分析の結果、新型コロナウイルスが、現在の日本の県知事やマスコミが恐れおののいているような存在ではないということが判明しました。
この本の著者の主張した要点と、一致したわけです。県知事やマスコミがいうような殺人伝染病ではなく、インフルエンザよりちょっときつい、大半のヒト(60歳未満の若年者)には害のない伝染病と結論づけました。」

「コロナウイルスは遠い昔からの同居人です。確かに死亡者は目立ちますが、インフルエンザの死亡者は報道されない。報道されなければ、存在しないも同じなのです。「コロナで亡くなった」は事実でしょうか?。既に余病を併発していた患者もコロナでカウントする。当然、死者は目立つはずです。PCR検査の精度もかなり低いので、もういい加減にしないと経済的な困窮者は自殺しかありません。コロナで死にますか?首を吊りますか?と言った感じです。東アジアで死者が少ないのは何故でしょうね。欧米とは大きな違いがあるはずです。これ1冊では足りませんが、良く理解出来ました。」

「なぜ子供たちは新コロに感染しないのですか?その答えがある。
この著者は、世界中の論文を読み漁り、我々にとって有益な情報を与えてくれる。
読むべし!」


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