
こんな顔、もううんざりなんだよ!
過剰に整ったルックスのせいで、
周囲の嫉妬と反感を一身に集める女子高生マッド。
いじめも炎上も停学も、美しすぎる代償――
なんてことが、あってたまるか!
十代の揺らぐ心と無意識のルッキズムを鮮烈に描き出す、会心作!
「これって全部、あたしが悪いの?」
県立第一高校に通う槙島朱里ダイアナは、名前の頭文字をとって「マッド(MAD)」と呼ばれている。
圧倒的なその美貌は、周囲のあらゆる感情を刺激し、波乱を巻き起こしてきた。
敵視してくる女子グループ、媚びる男子勢、勝手に炎上するSNS、学園祭の入場制限……。
「これ、マッドのせいだよな」
「調子乗ってんじゃねえよ!」
心ない言葉を浴びせるクラスメイトたちだが、マッドが心のうちに抱え込む怒りと哀しみにふれたとき、自らの偏見とエゴに気づかされて――。
見た目から逃れられない若者たちの葛藤を描いた青春群像!
著者について
実石沙枝子(じついしさえこ)
1996年生まれ、静岡県出身。2022年、『きみが忘れた世界のおわり』(『リメンバー・マイ・エモーション』から改題)で第16回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、デビュー。他の著書に『物語を継ぐ者は』『17歳のサリーダ』『扇谷家の不思議な家じまい』『踊れ、かっぽれ』がある。
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