みどりいせき 大田ステファニー歓人 (著) 集英社 (2024/2/5) 1,870円

【第37回三島由紀夫賞受賞作】
【第47回すばる文学賞受賞作】
【選考委員激賞!】

私の中にある「小説」のイメージや定義を覆してくれた──金原ひとみさん

この青春小説の主役は、語り手でも登場人物でもなく生成されるバイブスそのもの──川上未映子さん
(選評より)

このままじゃ不登校んなるなぁと思いながら、僕は小学生の時にバッテリーを組んでた一個下の春と再会した。

そしたら一瞬にして、僕は怪しい闇バイトに巻き込まれ始めた……。

でも、見たり聞いたりした世界が全てじゃなくって、その裏には、というか普通の人が合わせるピントの外側にはまったく知らない世界がぼやけて広がってた──。

圧倒的中毒性! 超ド級のデビュー作!

ティーンたちの連帯と、不条理な世の中への抵抗を描く。

【著者略歴】
大田ステファニー歓人 (おおた・すてふぁにー・かんと)
1995年東京都生まれ。2023年、『みどりいせき』で第47回すばる文学賞を受賞してデビュー。24 年、同作で第37回三島由紀夫賞受賞。

「”『あ、わかったわ』春がパチって目を開いた(中略)『やっぱ大事なのは愛、そう、愛ってこと。根底?つか本質は。虚構含めてさ、見えないものの中でいちばん尊いやつ”2024年発刊の本書は著者デビュー作にして、すばる文学賞・三島由紀夫賞受賞作。小説をリズミカルに更新した傑作。」

「普通の高校生がとあるきっかけでプッシャーやグローワーになる青春小説…というジャンルに日本でいくつ作品があるのか知らないが、本作と「万事快調」はそのジャンルの2大クラシックだろう。「万事快調」はストリート感があるものの青春小説の佇まいがある。一方、本作は文体、会話文や地の文から令和の若者のグルーヴや姿勢が滲み出ており小説としてのフォーマットよりもそのグルーヴを損なわないことを重要視してそう。いろんなものでキマってる描写、出てくる音楽など細部までリアル! 主人公の草、虹初体験シーン、愛を語るシーンは最高!」

「最高か。
こんな密な内容の小説、初めてだ。

村上龍を初めて読んだ時のような感じ。
読んでるうち勝手に、湧き上がるプルースト効果。」


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