君と考える戦争のない未来 池上彰(著) 理論社 (2021/5/20)

池上彰が中高生に向けに書き下ろしたノンフィクション。

戦争は暴力である。人はなぜ戦争をするのか。

戦争の変遷、戦争の種類、武器の歴史、戦争のルールや条約の歴史などを丹念に辿る。

過去の戦争1つ1つに理由があった、だからしかたがない、と諦めるのではなく、その理由を取り除く方法を考える。

人間への信頼や希望、一人一人が考え行動していくヒントに満ちた一冊。

「池上彰氏が、若者に対し、戦争について説いた本。
何故人間は戦争を起こすのか。この根源的な問いに対し、人類の歴史を紐解いてこれまで日本や世界で起こった様々な戦争がどのように勃発したのか、そしてどう終結し、その結果どんな影響があったかを平易な文章で解説している。
そして池上氏は、今日でも世界のどこかで戦争が起こっていることについても触れ、解決策を模索するとともに民主主義の罠についても言及している。いわく、戦争は政治家が起こすものだとしたら、その政治家を選んだのは国民ではないのか。それが民主主義ではないのかと。これは実に考えさせられた。
しかし、戦争が多くの無辜の民を殺戮し、傷つける無益な行動であることは間違いない。第二次世界大戦後、一貫して不戦を継続してきた我が国もいつ戦争に巻き込まれるか分からない。平和ボケという言葉があるが、我々日本人は、戦争を他人事と思わず、どうすれば世界から戦争を無くせるかを真剣に考えることが重要なのではないだろうか。」

「この本で大体の戦争の流れは分かると思います。通史ですね。
あなたのお爺さんが何故、戦争へ行かねばならなかったのか理解できてますか。
理解してないならこの本を読んでください。
そして自分の子供たちに説明してあげて下さい。
人に説明できるまでにならないと理解したことにはなりません。
学校の教師たちもほとんど理解してないと思います。そういう教師に出会ったことが無いからです。
日本も、教育から根本的に変えていかないと、平和ボケの民族になりますよ。もうなってますけどね。」


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