不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方 中村恒子(著)、奥田弘美(著) すばる舎 (2021/8/26) 1,320円

『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』、待望の続編!

「人生100年時代」の後半戦に待ち受ける、憂鬱なあれこれと、うまいこと折り合いをつけて生きていくコツを、92歳の精神科医・中村恒子先生と、54歳で同じく精神科医の奥田弘美先生のコンビが対談形式で語り尽くします。

老い、孤独、人間関係、終活など、シニアの深刻な悩みにそっと寄り添い、答えを出してくれる一冊です。

出版社からのコメント
【★16万部突破のベストセラー『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』待望の続編が誕生!!】

◆内容の一部
★衰えるのは、人間として自然な営み。抵抗し過ぎると、不幸になるだけ
★気力・体力の右肩下がりも、悪くない。欲がなくなり、楽に生きられるようになる
★人間関係は、人を動かそうとするから、辛くなる。諦めからスタートすれば万事解決
★人とわいわいやれるのは、才能の一つ。向いていない人もいるから大丈夫
★人は夜になるにつれ、不安になる生き物。あえて忙しくすることで、頭から追い出せる
★人生の正解は、終わらないとわからない。だから目の前のことをせっせとやるしかない
★やりたいことを後回しにしなかった患者は、人生の終わりも穏やかな笑顔をたたえていた
★孤独上手になるのは、難しくない。生活の一つひとつと丁寧に向き合うだけ
★ろうそくの炎が消えるような最期を迎えるには、「リビングウィル」を早めに用意しておく
★92年間生きてきた恒子先生が、最後に伝えたい「人生のケジメ」

中村恒子先生は、1945(昭和20)年、終戦迫る6月に医者になるため16歳でたった一人、広島の尾道から大阪へ出てきました。その後、90歳までずっと精神科医として働いてこられました。同じく精神科医の私・奥田弘美は、先生とは約20年にわたる長いお付き合いです。歳の大きく離れた恒子先生との公私にわたる交流の中で、私は精神科医としての仕事だけではなく、子育てをはじめとする女性としての生き方からも、たくさんの影響を受けました。

そこで私は、恒子先生の生き方を多くの人に知ってもらおうと考え、先生の言葉を聞き書きして整理し、一冊の本を上梓しました。すると、大反響をいただき、たちまちベストセラーに。読者から驚くほど多くのお手紙をもらったのですが、読ませていただく中で、中高年やシニアの方々が高齢者としてのこれからの生き方、いわば「老い方」に悩んでいることに気付かされました。

そこで、再び恒子先生と、「どうしたら心安らかに、うまいこと老いる生き方ができるのか?」について、話し合ってみようと思い立ちました。これからシニアとなっていく私が、「老いること」に対する疑問を恒子先生にぶつけながらも、世代の違う精神科医同士、本音で語り合ってみました。(「はじめに」より)

著者について
中村 恒子(なかむら・つねこ)
1929年生まれ。精神科医。1945年6月、終戦の2か月前に医師になるために広島県尾道市から一人で大阪へ、混乱の時代に精神科医となる。二人の子どもの子育てと並行して勤務医として働き、2019年(90歳)までフルタイムの外来・病棟診療を継続。奥田弘美との共著『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』(小社)は16万部超のベストセラーとなった。現在はリタイアして心穏やかな余生を送っている。

奥田 弘美(おくだ・ひろみ)
1967年生まれ。精神科医・産業医(労働衛生コンサルタント)。日本マインドフルネス普及協会代表理事。内科医を経て、2000年に中村恒子先生と出会ったことをきっかけに精神科医に転科。現在は精神科診療のほか都内20か所の企業の産業医としてビジネスパーソンの心身のケアに従事。著書に、『1分間どこでもマインドフルネス』(日本能率協会マネジメントセンター)、『「会社がしんどい」をなくす本 いやなストレスに負けず心地よく働く処方箋』(日経BP)など多数。

「精神科医としての臨床体験が豊富で,しかもご自身90歳を越えた中村恒子氏が語る人生訓が役立たないわけがない。もし役立たせられない方がおいでになるのなら,自分の人生,どこでどう間違ってしまったのかを振り返ってみた方がいいだろう。
50歳以上の方々は手に取る価値が大いにある一書である。」


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