「世界の終わりを見たくはないか――?」
絶望の先を描き切った衝撃作!
7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。
結婚を機にその地に移った私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との関係をうまく築けずにいた。
晴彦は、犯人の上田祐太郎の面影があるらしい。
上田が社会に復帰したこの夏、ある噂が流れる――世界の終わりを見せるため、ウエダサマが降臨した。
やがて近所で飼い犬の変死、学校への脅迫が相次ぎ、私と晴彦の距離は縮まらないまま、再び「事件」が起きる。
「木曜日の子ども」重松清
当時中学生の少年が起こした衝撃の事件から時が経ち、主人公は再婚した家族と、その事件が起きた街に引っ越してくる。
非常に重い作品で、臨場感やライブ感がものすごく、ずっと心臓バクバクだった。
あなたは息子をどこまで信じられるか。父親の覚悟が問われる。#読了 pic.twitter.com/zHXBzEWtsk— 七原一花@読書垢 (@nanaharaichika) March 24, 2022
「一気に読めました。どんでんがえしもあり、最後までハラハラしました。宮部みゆきの『模倣犯』の登場人物をおもいだしました。思春期の子供の心理が核ですがミステリーとしてグイグイ引き込まれました。」
「大の重松さんファンの娘が読みたいけど図書室はいつも貸し出し中で耐えられないとの事で購入しました。「読み終わるのが勿体ないから少しずつ読みたいのに読んでまう」と、夢中で読んでいます。」
「親子、家族とは考えさせられる内容でした。多感な年頃の子供たちの繊細さ残酷さ。親としてそれに向き合っていくためにはどうすれば良いのか考えさせられました」
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