百田尚樹の新・相対性理論 人生を変える時間論 百田尚樹 (著) 新潮社 (2021/1/27)

時間の本質を知れば、人生が一変する。

累計2000万部突破のベストセラー作家が行き着いた、目からウロコの時間論。

人間社会のすべての基準は「時間」だ。お金も物も、時間を換算したものにすぎない。

娯楽や労働による「時間の奪い合い」が激しさを増す現代、時間に振り回されず、自ら時間を支配する者だけが人生の勝者となる――。

ベストセラーを連発する著者の思考法と時間術を、余すことなく大公開!

  • 社会は、「時間の売買」によって成り立っている。
  • 時間に操られるな、時間を支配しよう。
  • 物はすべて、人間が「長生き」するための道具。
  • 「時間の共有」が、恋愛の喜びをもたらす。
  • 才能をはかる尺度も、実は時間。

「時間の概念を一変させたアインシュタインの相対性理論によれば、亜光速の宇宙船に乗ってブラックホールの周りをまわって帰還すれば、宇宙船内の時間は3年しかたっていないのに地球上の時間は100年たっていることが起こりうる。百田尚樹の新相対性理論は、時間の概念を変えることによって人間は長生きできることを説いたものである。
百田は言う。充実した時間、喜びにあふれた時間がなければ長生きとは言えない。時間とは物理的な長さではなく心理的な長さである。心の状態によって長くもなれば短くもなる。苦しい時間を減らせば、その分長く生きられる。きつい仕事も好きになれば楽しい時間になる。
百田の時間論で最も共感したのは「時間共有の法則」である。評者は連合いに先立たれ、好きだった旅行をしなくなった。楽しみを共有する相手がいないからである。」

「忙しさにかこつけて、ついつい時間については鈍感になり、無駄に時間を浪費する生活を送っている私には、最高の指南書でした。たったの200ページ弱の著書ですが、大学生や社会人になりたての人が読むと今後の人生観が変わる気さえする、そんな良書でした。」

「「人間の営みや社会的事象は、すべて『時間』が基準になっている」という概念をもとに展開される啓発書です。ビジネス書のように具体的な仕事の進め方が書かれているわけではありません。人間の時間への認識の種類や変遷を考えながら、その意義を説く精神論です。啓発書は、ただ読んで納得や評論するだけではなく、内容を実践してみることが重要です。本書にあることは、多くの人が一度は考えながら、日々の生活に追われていつのまにか忘れてしまうことではないでしょうか。普段から「人生の有限な時間と、その使い方の優先順位を間違えない」ことを意識しておくべきでしょう。時間の使い方は人によって違い、それを例えば効率化する方法も無限ですが、本書は、時間に対する価値観を多面的にして、前向きに時間を活用するための、わかりやすい一助になるかと思います。」


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