定年物語 新井素子 (著) 中央公論新社 (2024/3/8) 2,310円

正彦さんが定年を迎え、さてこれからは、一緒に旅行を……と期待していた二人。

しかし、折しも世の中はコロナで自粛中。

そんな中で、新たなフェーズに入った二人の生活は?

俳句、骨董と、趣味の道をきわめる正彦さんと、二次元コードに苦しめられたり、日々のちょっとした生活の変化を楽しんだりする陽子さんの日常を綴る、シリーズ最新作。

著者について
新井素子
一九六〇年東京生まれ。立教大学独文科卒業。
高校時代に書いた『あたしの中の……』が第一回奇想天外SF新人賞佳作を受賞し、デビュー。一九八一年『グリーン・レクイエム』で、八二年『ネプチューン』で連続して星雲賞を受賞、一九九九年『チグリスとユーフラテス』で日本SF大賞を受賞した。
他の作品に『……絶句』『もいちどあなたにあいたいな』『イン・ザ・ヘブン』『銀婚式物語』『未来へ……』など多数。


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