SDGs時代のしあわせコットン物語
サラリーマンがボトムアップで取り組むSDGsのケーススタディとなる1冊。
自分の関わる仕事の延長線上に、誰かが苦しんでいるという事実を知った時、
そこから目を背けず、何かできることはないか。1人のサラリーマンが、そんな思いから、
インドのオーガニックコットン栽培支援を開始、みんなが幸せになれる循環を生み出すために奔走した。
SDGsへの取り組みが広く叫ばれるなか、本当の支援とは?
持続可能な社会とは?という命題に向き合う1冊。
サステナブルビジネスの本質に迫る
「会社人」から「社会人」になるためのバイブル
インドでつむいだ「みんなを笑顔にするコットン」
オーガニックコットンであることに意味があるのではなく、農家や大地の未来のことを考える人たちが
たくさん集まっていくことに意味があるのです。
「有機的(オーガニック)」な「つながり」こそが、僕たちが求めていかなければならないことなのです。
――――サラリーマンが所属を超えて挑む「永続的な発展」
「SDGsは企業の販売戦略ではない。昨日の自分より今日の自分が成長しているか、自分自身が永続的発展をしているか、
著者はSDGsをセルフ・ディベロップメント・ゴールズと云う。社会貢献、エコ、CSR、エシカル、サステナブルそんな流行り言葉に踊らされることなく、直感と良心だけで愚直に取り組んできたコットンプロジェクトは、気がつけばSDGs17ゴールのうち15もの目標に取り組んでいたという。途上国へ富を移転するだけでは決して解決できない「永続的な発展」の仕組みづくりに向けて、著者がどのように悩み決断したか、インドの神様から次々と与えられる試練がテンポよくあっという間に読了。上司からの「SDGsで何か考えろ」では無く、思いを同じくする有志が社会に対してできることは何か。」「タイトルは”SDGsか?”と笑いながら読み始めましたが、サラリーマンが問題に気付いたり、他人に相談したりしながら進んでいく姿は作者の方の誠実さを感じました。インドの課題を日本人からの目線だけでなく現地の人にとって何が必要かを一つずつ解決していったり、まだ解決できなかったりとハラハラもしながら読めるお話しでした。仲間が途中で増えてくるところは桃太郎のようで楽しく、巻き込まれた人たちもそれなりに楽しんでいる様子がうかがえました。継続していくことの大変さを想いながら続巻が出ないか、楽しみにしています。」
「昨今は「SDGsウォッシュ」なる概念も横行し、やや手垢のついた感のあるこの言葉を「セルフ・ディベロップメント・ゴールズ」と新解釈し、著者自身のみならず、すべてのステークホルダーの永続的発展に向けたプロセスが丁寧に綴られている。新しい働き方が急速に広まるなか、すべてのビジネスパーソンや組織人に、心地よい刺激と”斜め上”の視座を与えてくれる良書。」
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