オードリー・タンの思考 近藤弥生子 (著) ブックマン社 (2021/2/18)

オードリー・タン公認本!

台湾在住10年のノンフィクションライターによる、独占インタビュー。

日本では、「IQ180の天才IT大臣」という惹句で紹介されることの多いオードリー氏。

しかし、彼女の思考は、到底それだけで量れるものではない。

本書では、オードリー氏が今、台湾政府の中で推進している「ソーシャル・イノベーション」を軸に仕事のしかた、コロナ対策、アイディアを行動に移す方法、人との繋がり方、おすすめのデジタルツール、これからの社会を良くするために何ができるか――?等々を縦横無尽に、時にはユーモアを織り交ぜながら語っている。

台湾在住の著者である近藤弥生子氏は、オードリー氏の言葉を一言一言、丁寧に掬い上げて取材。

台湾と日本の垣根を超えて、アフターコロナに私たち一人一人がどう社会と関わっていけばより良い未来を作れるのか、多くのヒントを示唆してくれる内容となった。

「オードリー、有難う。あなたに教えて貰いました。あなたの様な方が同じアジアに居る事が誇らしい。同時に、あなたの身の上が心配です。ウィルスを世界に広め、隣国を次々と侵略する国。そういう侵略独裁国家がそこまで来ています。気を付けて下さい。繰り返します。あなたの身の上が心配です。」

「オードリーさんがマスクの問題で大活躍した背景、ご本人の動機、そのベースにある日本とは違う台湾の状況を大変分かりやすく書いてあった。さらに、彼女の生き方のベースになっている考え方が理解でき、彼女を取り巻く人たちのインタビューでは別角度から深く知ることが出来た。著者の気負いのない書きぶりに思わず共感しながら読み進み、日本に彼女のような天才を待つのではなく、帯にある「小さなオードリー・タンを宿そう」というキャッチフレーズも納得できた。「おわりに」で、将来大学生になった我が子が読んでいるのをイメージして書いたとのこと。文章の分かりやすさ、優しさが納得できた。」

「2021年3月、現在のコロナ罹患率を見ると、台湾と日本の差は歴然。私は今まで、なんとなく「日本はすごい国だ」と思ってたけども、それが如何に傲慢な考え方だったか、オードリーさんと台湾の施策から知ることができました。コロナ禍が終わったら、まず行ってみたい国になりましたよ、台湾。
IQよりもEQ。ほんま、まさに、それですわ。」


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