水木しげるのラバウル従軍後記 水木しげる (著) 中央公論新社 (2022/3/9) 2,530円

トペトロとの50年

戦争中、私はラバウルでトペトロと出会い、五十年後死別した――トライ族の人間本来の姿に近いのではないかと思う。

あまり金儲けに参加したがらないが、愛嬌があって、どこか豊かである。

鬼太郎の世界は彼らに似ているのだ……。

デビュー以前の貴重なスケッチ、イラスト、写真を多数掲載。

イラストエッセイ『娘よ あれがラバウルの灯だ』、マンガ『トペトロの葬式』を特別収録した生誕100年記念版。

著者について
水木しげる
1922年(大正11)生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争中に召集され、ラバウルで左腕を失う。復員後、輪タクの親方、アパート経営、紙芝居作家を経て、貸本向け漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。65年『テレビくん』により第6回講談社児童まんが賞、89年『昭和史』により第13回講談社漫画賞受賞。91年、紫綬褒章、2003年、旭日小綬章受章。07年、『のんのんばあとオレ』により、第34回アングレーム国際バンド・デシネ・フェスティバル最優秀コミック賞を受賞。2010年、文化功労者となる。2013年、講談社より「水木しげる漫画大全集」の刊行が開始される。主な著書に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ! 』など多数。2015年11月死去。


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