親子の救済、老人の覚醒、過去の自分との出会い、仲良しロボットとの別れ……淡く美しい希望が灯る。
宮部みゆきがおくるSF作品集。
宮部みゆきさんの『さよならの儀式』を読む。
日常は流れてゆく。
そこに未知のものがあったなら、日常はどんな姿に変わるのか。
生と死のあいだで。
機械と生物のあいだで。
過去と未来のあいだで。
偶然と必然のあいだで。
多彩な物語が楽しめる、SF短編8編。 pic.twitter.com/SLiL4OTBdO— gomyy (@gomyy1974) October 11, 2022
「宮部みゆきさんのファンで大体の本はよんでますが、この本はこれまでと全然違う。
いつも読み終えた後は、心が温まり、活力がわいてくるのですが、この本は、読んでいる途中でだんだん気分がわるくなって、最後まで読むのがつらかった。 読み終えても、とても気持ち悪く、不安感が残り、暗い気持ちになりました。もしこれが作者の狙いなら、当たってます。」「常にその時代の問題点に鋭い考察でメスを入れてきた宮部みゆき。犯罪を憎みながらもその裏に人への愛のようなものが感じられる作品が多いし、そんな作品が好きでいつも予約購入してきたのですが、今回のさよならの儀式の8編には、現代社会への戸惑いのようなものを感じた。なぜこの殺人がおきたのか、なぜ監視社会がこれほど進むのか、人とロボットは同共存していくのか、疑問への答えが宇宙人だったりするのは宮部さんの中に世の中何だかよくわからないところに進んでますよねという戸惑いや問いかけがあるように思えて、スッキリとしなかった。」
「短編集です。宮部さんは、短編はあまり上手くはない。内容は、過去に似たようなものがあったような気がした。中古で購入するか、文庫化しての購入を勧める。」
|