世界の美しさを思い知れ 額賀澪 (著) 双葉社 (2024/6/12) 891円

双子の俳優の弟が遺書もなく自殺した。

遺品のスマホを見つけて同じ顔を持つ一卵性双生児の兄が顔認証を突破すると、メールには予約済みの礼文島行きの航空券があった。

旅に出ようとしていたのに、なぜ自死したのか。

そこに弟の「死」の答えはあるのか。マルタ島、台湾、ロンドン、NY、南米、東京――。

青春小説の名手が紡ぐ「喪失と克服」の感動長編!

額賀 澪
1990年(平成2年)生まれ。茨城県行方市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。

2015年に『屋上のウインドノーツ』(「ウインドノーツ」を改題)で第22回松本清張賞を、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。

2016年、『タスキメシ』が第62回青少年読書感想文全国コンクール高等学校部門課題図書に。

その他の既刊に『さよならクリームソーダ』『ウズタマ』『拝啓、本が売れません』『風に恋う』『競歩王』『沖晴くんの涙を殺して』『世界の美しさを思い知れ』などがある。

公式サイト?https://nukaga-mio.work/

Twitter/Instagram?@NUKAGA_Mio

「好きな人にオススメされて読んだ。
今は話せない彼女からのメッセージがめちゃくちゃ詰まってきてる気がして胸がいっぱいになった。
大切な人に会いたい。と感じる本。」

「自分にはとくに何かを追い求めることはないのですが、こんなふうに旅をしてみたい…そんな感覚になります。ストーリーも結末も好みでした。」

「心がぎゅっとなる言葉が時々現れてざわつかせられました。
私は主人公みたいに世界の美しさを追って旅立つ事は出来ないけれどそんなふうに考える事も出来るのか、と後頭部をぶん殴られたみたいに呆然としてしまう作品でした。
死について今1度深く考えさせられる良作であり、旅行記のようでもあり、凄く好きな作品だったのでこの作者の他の本も読んでみたいなと思います。」


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