近未来の日本、悪名高き独裁政治下。
世を震撼させている感染症「月昂」に冒された男の宿命と、その傍らでひっそりと生きる女との一途な愛を描ききった表題作ほか、二作収録。
「月」をモチーフに、著者の底知れぬ想像力が構築した異世界。
足を踏み入れたら最後、イメージの渦に?み込まれ、もう現実には戻れない――。
最も新刊が待たれた作家、飛躍の一作!
【2F 文芸書】昨日(11/17)の新刊!『残月記』小田雅久仁 双葉社。月の光を浴びるとなんとなく幻想的な気持ちになります。月夜にぷーとんが動き出す!→そんなことはありません??読んでいると息を呑む、確かにそんな手ごたえです。(さ) #zangetuki #小田雅久仁 #futabasha_pr pic.twitter.com/l5zBEO5bsf
— 有隣堂藤沢店 (@yurindo_fujisaw) November 18, 2021
著者について
1974年宮城県生まれ。関西大学法学部政治学科卒業。
2009年『増大派に告ぐ』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、作家デビュー。
13年、受賞後第一作の『本にだって雄と雌があります』で第3回Twitter文学賞国内編第1位。
本書は9年ぶりとなる待望の新刊。
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