四十歳、未婚出産 垣谷美雨 (著) 幻冬舎 (2021/2/4)

四十歳目前での思わぬ妊娠に揺れる旅行代理店勤務の優子。

これが子供を産む最初で最後のチャンスだけど……。

お腹の子の父親であるイケメン部下、偏見のある田舎の母親、パワハラ上司、不妊治療に悩む同期、誰にも相談できない。

シングルマザーでやっていけるのか? 仕事は? 悩む優子だったが、少しずつ味方が現れて気持ちは固まっていく。

「垣谷さんの作品はこれで何冊目だろう?おそらく10冊近くは読んでいます。働く女性の結婚・出産・仕事復帰に関わるネタがこれでもか!!とふりかかってきます。昭和的な価値観・男尊女卑の社会での生きにくさ…がこれでもかと。戸籍のくだりは勉強になりました。日本の戸籍制度は世界的視野で見たら、レアケースなんですね。将来的にそんなものに振り回されない世の中になるといいなと思いました。最後も良かったです。温かい気持ちになりました。」

「高齢出産で無理して働いても流産しない。戸籍だけでもと結婚してくれる気の良い友人が現れる。出世した元彼が守ってくれる。出来過ぎだけどそれぞれの登場人物の心情は丁寧に描かれているので読後はほっこりてす。」

「タイトルと表紙のデザインからするとよくあるバリキャリ独身女性のエッセイ的な本かなと思ったら、想像以上に内容が深くて暖かみのある物語でした。とても読みやすくてスラスラとページをめくれるのであっという間に読み終わりました。垣谷美雨さんの他の著書も読破していこうと思います。」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事