いま、新聞社で何が起きているのか!
デジタル化の大波は新聞社をも襲っている。
紙の部数が激減するなか、デジタル版を推進する新聞社の内部で何が起こっているのか。
元大手新聞記者が、デジタルファーストで内部崩壊していく新聞社と取材現場の実態を描く! デジタルファーストの号令一下、アクセス数を稼ぐためのネット優先態勢が始まった。
記者会見で一心不乱にキーボードを打つだけの記者、現場に行かずSNSと動画で取材をすますだけの記者、記事の中身よりもネット受けを求められる記者……。
速報性と合理化の前に「原稿は足で書け」は死語となったのか。
若手育成の場だった支局は記者数が激減し、取材現場の弱体化はとどまるところを知らない。
しかし、ネットニュースの大元は紙の新聞記事である。
プロの取材力とチェック体制に裏打ちされたニュースこそがネット報道を支えているのだ。
取材現場から失われゆくものに警鐘を鳴らし、新聞の底力を訴える書。
【見本出来】『危機の新聞 瀬戸際の記者』(坂夏樹・著)「特ダネのなくなった新聞の世界は想像するだけで恐ろしい。それはもう新聞ではないし、ジャーナリズムでもない。」4月上旬発売です。 #さくら舎 #新刊 #新聞 #新聞記者 pic.twitter.com/rfEKI4R1JF
— バットフィッ舎(さくら舎・期間限定) (@Sakurasha_Pub) March 28, 2022
著者について
坂 夏樹(さか・なつき)
1961年、大阪府に生まれる。全国紙の元記者。論説委員などを歴任したほか、大阪や京都を中心に警察、司法、行政などを主に担当した。一方で、バブル経済期の闇社会の実態に迫る特命取材にたずさわったほか、平和問題や戦争体験、人権問題を取材テーマにした。
著書には『千二百年の古都 闇の金脈人脈』『命の救援電車』『一九一五年夏 第一回全国高校野球大会』(以上、さくら舎)がある。
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