旅するタネの図鑑 多田多恵子 (著) 文一総合出版 (2022/10/18) 2,200円

時空を旅するミニカプセル・タネの巧みな旅の知恵を身近な植物に探ってみよう!

タネに秘められた植物の知恵と工夫を大公開!

道ばたや公園で見かける野草と樹木約230種の実とタネを実物大と拡大写真を使って紹介。

みずからは動けない植物が、命のカプセルであるタネをより遠くへ旅立たせるための工夫を解説。

タネが飛ぶしくみはイラストで図解し、「芽生えと養分」「タネの数」「発芽の条件」など植物が子孫を残すための戦略についても巻末で詳細に解説。

みずから動くことのできない植物は、さまざまな力を利用してタネを遠くへ運びます。

グライダーのように空中を滑降するもの、タンポポのように綿毛でふわふわと舞うもの、水に浮かぶもの、堅い殻に守られたもの、ひっつきむしなど動物にくっつくもの、色鮮やかな果実で動物を誘うものなど、タネを遠くまで運ぶための植物の巧みな工夫を、美しい写真と共に紹介する写真絵本です。

本書では、校庭や道ばた、公園などで見かける植物や街路樹の実とタネ約230種が登場します。

ふだんはじっくりと観察することのないタネですが、ひとたび目につくと、その形はじつに多様で、見た目にも楽しく、なぜこのような形になったのかと不思議に感じます。

実とタネは、実物大と拡大写真を組み合わせて紹介することで、実際に見たり拾ったりしたタネと絵合わせがしやすく、またタネの精巧な設計と散布の関係がわかりやすい構成となっています。

タネが飛ぶしくみは、イラストを使って図解しました。野外での体験学習や簡単な実験の参考にもなります。

巻末では、「実とタネ」「芽生えと養分」「タネの数」「発芽の条件」など、植物が子孫を残すための工夫を丁寧に解説。

巻末には、本の中に登場する植物の種名索引つき。


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