書籍 小学館河崎秋子愚か者の石 愚か者の石 河崎秋子 (著) 小学館 (2024/5/29) 1,980円 生きることは、まだ許されている。 明治18年初夏、瀬戸内巽は国事犯として徒刑13年の判決を受け、北海道の樺戸集治監に収監された。 同房の山本大二郎は、女の話や食い物の話など囚人の欲望を膨らませる、夢のような法螺ばかり吹く男だった。 明治19年春、巽は硫黄採掘に従事するため相棒の大二郎とともに道東・標茶の釧路集治監へ移送... 2024年6月18日 abundant
書籍 小学館河崎秋子絞め殺しの樹 絞め殺しの樹 河崎秋子 (著) 小学館 (2021/12/1) 2,200円 あなたは、哀れでも可哀相でもないんですよ 北海道根室で生まれ、新潟で育ったミサエは、両親の顔を知らない。 昭和十年、十歳で元屯田兵の吉岡家に引き取られる形で根室に舞い戻ったミサエは、ボロ雑巾のようにこき使われた。 しかし、吉岡家出入りの薬売りに見込まれて、札幌の薬問屋で奉公することに。 戦後、ミサエは保健婦となり、再び... 2022年7月24日 abundant