時計屋探偵の冒険 アリバイ崩し承ります2 大山誠一郎 (著) 実業之日本社 (2022/3/17) 1,650円

テレビドラマ化で大人気、待望の最新作!

パーティ出席者500人

全員が証人!

時乃はアリバイを崩せるのか! ?

今、日本でもっとも愛される

本格ミステリ作家が贈る「至極の作品集」

時を戻すことができました。――アリバイは、崩れました。

難事件に頭を悩ませる新米刑事は、美谷時計店の店主・時乃にアリバイ崩しを依頼する。

湖に沈められた車のアリバイ、

パーティ出席者500人が証人となった政治家のアリバイ、

容疑者の親族3人がもつ鉄壁のアリバイ……。

時乃の推理はいかに?

時乃が高校生時代に挑んだ

「夏休みのアリバイ」も特別収録。

著者について
1971年、埼玉県生まれ。京都大学推理小説研究会出身。サークル在籍中は「犯人当て」の名手として知られた。2004年、『アルファベット・パズラーズ』でデビュー。13年、『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞を受賞。18年刊行『アリバイ崩し承ります』は「2019本格ミステリ・ベスト10」国内ランキング第1位に、20年には連続ドラマ化され、大きな反響を呼ぶ。著書に『仮面幻双曲』『赤い博物館』『ワトソン力』『記憶の中の誘拐 赤い博物館』、訳書にエドマンド・クリスピン『永久の別れのために』、ニコラス・ブレイク『死の殻』がある。

「京大ミステリ研遅筆系作家(?)最後の大物である大山誠一郎の新作を、まさか年に二冊も読めるとは思っていなかった。待たされた甲斐は十分にあった。各話のクォリティのアベレージは前作を上回るのではないか。アリバイ崩しに主眼を置いているという点は前作と変わらずだが、凝りようは前作をはるかに上回り、そのままフーダニットに変わってしまう仕掛けあり、同作者の『赤い博物館』ばりの事件に対する視点が完全にひっくり返る仕掛けもあり、と満足度max。ロマンス方面への慎重に慎重を重ねた発展のさせ方も作者の誠実さがにじみ出ていて微笑ましい。
続きを何十年でも待ちたい。」

「替え玉や入れ替わりトリックも同じ短編集に複数あるし、「実際そう都合よく立ち回れないだろ」という白けた感想の方が勝ってしまいました。
ヒロインが前に前にしゃしゃり出てこない所だけは好感持てる。」


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