高校生活の終わり。
小市民の時代の終わり。
小鳩君を轢き、密室状況から消え失せた車はどこへ?
シリーズ最大の事件を描き四部作掉尾を飾る冬の巻!
小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。
目を覚ました彼は、朦朧としながら自分が右足の骨を折っていることを聞かされる。
翌日、手術後に警察の聴取を受け、昏々と眠る小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが残されていた。
小佐内さんは、どうやら犯人捜しをしているらしい……。
冬の巻ついに刊行。
本日、〈小市民〉シリーズ『冬期限定ボンボンショコラ事件』が発売になりました。本編はこれで完結となります。かれらの行く先に幸と謎の多からんことを! pic.twitter.com/R11oNaj0zs
— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) April 30, 2024
「読みやすいし、結末に近づくにつれぞわぞわしてくる感じが良かった。
氏の作品でよく見られる青春の全能感と無能感を強く感じられるが、読後感は良い感じ。」
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