真夜中の密室 ジェフリー・ディーヴァー (著), 池田真紀子 (翻訳) 文藝春秋 (2022/9/27) 2,860円

わが名は〈解錠師〉。

いかなる鍵も錠前も僕の敵ではない。

名探偵ライム、3年ぶりの新作。

ボーン・コレクター、コフィン・ダンサー、ウォッチメイカー、スキン・コレクター、そして……。

名探偵ライムに頭脳戦を挑むのは、密室に煙のように忍び込む怪人〈解錠師/ロックスミス〉。

怪人VS名探偵の興奮に満ちた現代謎解きミステリの新傑作。

〈ロックスミス〉と名乗る男が夜のニューヨークに跳梁していた。

厳重に鍵のかかった部屋に侵入し、住人に危害を加えることもなく、破った新聞紙に書いたメッセージを残して去った。

犯人はいかにして短時間で錠を破ったのか。

犯行は無差別なのか、それとも被害者を結ぶ線があるのか。

この奇怪な犯人の真の目的は何か。

ニューヨーク市警からの依頼で、四肢麻痺の科学捜査の天才リンカーン・ライムが捜査に乗り出した。

だがライムは警察内部の政争にまきこまれ、別件の裁判での失態を機に契約を解除されてしまった。

このまま捜査を続行すれば逮捕される危険すら……。

密室を破る怪人〈ロックスミス〉VS現代の名探偵リンカーン・ライム。

警察も敵に回り、犯罪組織に命を狙われながらも、名探偵はあくまで知力で戦いに挑む。

そしていくつもの事件と謎と犯罪がより合わさったとき、多重ドンデン返しが華麗に発動する!

――ウォッチメイカーを思い出してるでしょ。

――この二人は似た者同士だ。どちらも利口で、戦術に優れている。

いわば闇の芸術家と呼べる点も似ている。それにどちらも機械式の装置に妄執を抱いている……。

“怪人VS名探偵“の興奮に満ちた現代謎解きミステリの新傑作。


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