WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学 T.コリン.キャンベル ハワード.ジェイコブソン (著), 鈴木晴恵 (監修), 丸山清志 (翻訳) ユサブル (2020/1/30) 3,300円

ニューヨークタイムズ、ベストセラー!

日本人の健康と医学に対する常識を根底から覆す必読の書!

生のリンゴの抗酸化力はビタミンCサプリメントの約263倍!

「ここ100年で最も影響力のある栄養学者」と言われる著者による、科学的に裏付けされた真実!

本書は、50年以上にわたる「食べ物と栄養が健康に与える複雑な影響」についての実証研究、

国内外の政策の評価や立案、研究論文の執筆・発表、またトップジャーナルの論文審査委員など、

あらゆる段階での科学的根拠の立証に一生を捧げている、

T・コリン・キャンベル博士による人々を健康へと導く渾身の一冊です。

「栄養学界のアインシュタイン」と呼ばれる著者 T・コリン・キャンベル博士が

確信を持つに至った健康へのアプローチ。

それは、私たちの健康を決定づけるものはDNAや環境の中に潜んでいる化学物質よりも、

私たちが日々「何を食べるか」のほうがずっと大きな影響力を持つということです。

本書を読むことにより、なぜ私たちが摂取する食べ物の選択が、

高価な薬よりも迅速かつ効果的に身体を改善させ、最も優れた外科手術よりも劇的に回復させるのか、

その仕組みを理解することができます。

また、正しくがん、心臓病、2型糖尿病、脳梗塞、ED、関節炎など

あらゆる生活習慣病を予防するための方法についても書かれています。

つまり、私たちは食べ方を変えるだけで、自分の健康を副作用なく良い方向へと変えることができるのです。

博士が発見した、動物性たんぱく質ががん細胞の成長の「オン」と「オフ」に関係しているという

衝撃的な研究結果について読んでいただけると、

なぜ食事を変えることによってがんが治癒するケースもあるのかが深く理解できます。

また、アメリカ政府の政策立案に関わってきた著者だからこそわかる、

国による政策立案、医療システム、製薬会社とサプリメント業界、栄養化学界の

利権構造についても言及しています。

タイトルの「WHOLE」は全体を意味しています。

現在の医療は異状が起こっている部分しか見ませんが、

実際の身体はすべての部分が複雑につながっています。

「部分だけにとらわれず、全体として自身の身体を捉えることが本当の健康につながる」、

世界で最も影響力がある栄養学者である著者のメッセージをぜひお受け取り下さい。

「原料を食べて、分解して消化する。
工場のような仕事を全部自分の肉体内部でやる事に全ての意味がありました。」

「著者は「栄養学のアインシュタイン」と呼ばれるコリンキャンベル博士。
栄養の働きについて信頼性ある実験データを基にした報告をしています。
個人的にとても興味深かったのは、サプリメントに関する部分です。
特にビタミンE、オメガ3、ベータカロテンについて、短期的には効果があるが、長期的な摂取は死亡率が上がる、という事実が実験結果と共に説明されている部分は参考になりました。
加えて、ビタミンCと言えば抗酸化力ですが、リンゴ100グラムと、リンゴ100グラムに含まれるのと同量のビタミンCサプリメントの抗酸化力を比較した結果、リンゴの抗酸化力はビタミンCサプリメントの約263倍であったとの実験結果には驚きました。
しかし、本書を読むとその理由がとてもよく理解できます。
また、なぜ医学や食事方法について、例えば肉はだめとか炭水化物はだめとか一般市民が混乱するような真逆の情報が錯綜するのか、わかりやすく説明しています。
研究界などが、いかに木をみて森を見ずの思考に陥っているのかがよくわかります。
コリンキャンベル博士はアメリカ政府の栄養政策に関わる委員会の委員も長く務めていたので、政策決定やオフィシャルな情報発信と利権がどのように結びついているのかについての説明も非常に説得力がありました。
本書はアメリカの事情についての説明でしたが、おそらく日本に当てはめても同様だと感じました。
コリンキャンベル博士はプラントベースホールフード(植物性食品を極力丸ごと食べる)を推奨していますが、健康な人なら心掛けるくらいでもよいようです。
完全に植物性食品だけはさすがに厳しいですが、日々の食事の改善には非常に参考になると思います。」


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