中国 vs. 世界 最終戦争論 石平 (著) 清談社Publico (2021/10/24) 1,650円

そして、ポスト・コロナ世界の「復興」が始まる

新型コロナウイルスの発生と「マスク外交」、「一帯一路」戦略、香港を破壊し台湾を脅かす「新中華思想」の危険性……

なぜ、世界は「習近平」を絶対に許さないのか?

……日本が翻弄されない「たったひとつの方法」とは?

史上最悪のファシズム国家中国とのこの戦いの結果によって、われわれの自由世界は生きるか死ぬかの岐路に立たされるであろう。

自由世界はどうして中国との最後の戦いに挑まなければならないのか、

この戦う相手の中国はいったいどういう国なのか、

われわれは今後この中国とどのように戦うべきなのか、

己を知り彼を知ること、戦いの戦略や方策を考え抜くこと。

それは勝利の前提条件である。

これが、われわれの想像を超えた習近平包囲網の「リアルな姿」だ。

  • 「中国共産党成立100周年演説」に込められた意味
  • トランプの「貿易カード」とバイデンの「人権カード」
  • 日本に仕掛けられた中国の「世論工作」
  • 習近平は「毛沢東」にはなれない
  • 学校の必修カリキュラムとなった「習近平思想」
  • 「共産党王朝」終焉の予兆
  • 習近平は必ず台湾を獲りにくる
  • バイデンの「防衛義務」発言の真意
  • 欧米の対中姿勢がはらむ矛盾
  • 本当は縮小傾向にある中国経済
  • 野望のためならタリバンとも手を結ぶ習近平
  • ミャンマーのクーデターでも暗躍した中国
  • 習近平の首根っこをつかんでいるアメリカ
  • もはや中国は「戦時体制」に入っている ほか

【目次】
序章 なぜ、世界は中国と戦わねばならないのか?―ついに「中華帝国主義」をあらわにした習近平
第1章 世界は「習近平」を絶対に許さない―G7から動き出した「中国包囲網」の衝撃
第2章 「習近平思想」の正体―「毛沢東の再来」を狙う野望のルーツとは
第3章 迫り来る「台湾危機」の深層―アメリカ・バイデン政権は「防衛義務」を果たすのか
第4章 世界が知るべき「中国経済」の虚像―なぜ、それでも各国は「14億人市場」に投資するのか
第5章 そして、「世界最終戦争」の号砲が鳴る―タリバン、ミャンマー軍事政権とさえ手を組む中国の思惑

「中国の覇権主義的膨張政策はとどまるところを知らない。これに対して日米豪印は自由で開かれたインド太平洋の平和と秩序を守るための連携を強めている。21年6月のG7サミットでは台湾問題、中国の人権問題で欧米の見解が一致した。さらにNATOの首脳会議でも対中国問題で歩調を合わせた。トランプ政権のポンぺオ国務長官は新疆ウィグル地区の少数民族弾圧はジェノサイドと断言したが、バイデン政権のプリンケン国務長官もジェノサイド認定を踏襲した。ジェノサイドと認定した以上は何らかの制裁が必要だ。EU は制裁に踏み切った。人権先進国日本も人権問題では声を大にしなければならない。中共結党百周年に嬉々として祝辞を贈った与野党の面々は論外だ。媚中派は、実は中国から最も軽蔑、嘲笑されていることを知らねばならない。
人権問題を重要視する米国の誤解を防ぐためには、人権に関する中国制裁に二の足を踏んではならない。わが国は自民党内の媚中派を一掃する必要がある。菅前総理が媚中派のボス二階俊博氏を道ずれに退陣したのはお手柄だった。」

「結論として、
悪の帝国に打ち勝ち生き残る為に、親中政治家/官僚を一人でも減らす事が必要。」

「著者は、中国で中国人として生まれているが、政治思想上の立ち位置は(日本から見た場合)保守強硬派であり、そのような評論家が、今の中国をどう見ているのかに興味があり、本書を手に取った。
本書を読む前は、中国は今後更に強大化し、早晩世界の覇権を握るというような、脅威を煽る主張を予想していたのだが、本書のトーンはやや異なり、現在の中国は、対外的にも対内的にもかなり追い詰められているとする。(だからと言って、中国が野望を捨てるというわけではないのだが。。。)」


(↑クリックするとAmazonのサイトへジャンプします)

 

おすすめの記事