追憶の烏 阿部智里 (著) 文藝春秋 (2024/2/6) 803円

猿との大戦後、正式に即位した金烏・奈月彦。

山内の存続のため、大貴族四家に協力を請いつつ、娘の紫苑の宮を自らの跡継ぎとするべく動き始める。

下界への留学を控えた雪哉は、美しい夜桜の下で紫苑の宮としばしの別れを惜しむのだった。

滅びゆく山内の、新しい時代が始まろうとしていた――外界で忙しい日々を送る雪哉にある日、信じがたい一報が。

『楽園の烏』に至る20年間になにがあったのか…。

戦慄の真実がいま明かされる。

シリーズ最大の衝撃作!

「八咫烏シリーズの中で、1番衝撃的な内容です。
描写が美しくて、登場人物の心情との相乗効果で、胸が苦しくなってしまいます。
それでもまたその苦しさを味わいたくなって、何度も読み返してしまいます。」

「前作を読んだ時点で予想は出来ていたので驚きませんでしたが、やはり「もうちょっと何とかならんかったんかい!」とやり切れない気持ちになりました。
どの作品でも、作者は、国の王であろうと、奴隷であろうと、一人一人が一度きりの人生を生きているのは同じで、それぞれの考え、思いが絡み合いながら社会も、歴史も動いているのだと言っているように思えます。」

「八咫烏シリーズを読んできましたが、いつになったら雪哉が幸せになるのかと、いつもハラハラしています。
次巻がとても待ちきれません!」


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