美しくない青春 小手鞠るい (著) さ・え・ら書房 (2025/8/26) 1,760円

11歳になったその年、戦争が始まった――

美しい時間、美しい言葉、愛する者たちを、戦争は容赦なく、うばっていく。

それでも彼女は、心の中の「美しいもの」を守りつづけた。

詩に思いをきざみ、未来へつなごうとした。

〈あらすじ〉
物語は、ある女性が日本から届いた段ボール箱をひもとくことから始まる。

中に入っていたのは、名もなき女性詩人の青春の思い出の数かずだった――

「誰からも愛されますように」という母親の願いのとおり、立花ミモザはみなに好かれ、自由で、めぐまれた少女時代をすごしていた。

しかし、ミモザの日常は、しだいに戦争の影におおわれていく。

昼はもんぺ姿で農作業、夜は大好きな読書もままならず、空襲におびえる日々。

父親は家族に暴力を振るうようになり、ミモザの「美しいもの」は、次々に汚され、うばわれていく。

詩人になりたい、無念なこの思いのたけを、わたしは詩に書きたい――

戦争の時代にあっても、心の中の美しさを守りとおした少女の青春の記憶。

著者が敬愛する詩人・茨木のり子さんへのオマージュを込めて描いた、「詩人」と「戦争」の物語。

著者について
作 小手鞠るい(こでまり・るい)

1956年、岡山県備前市生まれ。同志社大学法学部卒業。1992年からニューヨーク州在住。中学生のとき、やなせたかしの詩集に出会い、詩作を始める。二十代のとき、やなせたかしが編集長を務める雑誌「詩とメルヘン」に詩を初投稿し、初入選・初掲載を経て、1982年に詩集『愛する人にうたいたい』(川滝かおり名義・サンリオ刊)を刊行。以後、今日まで、小説、児童書、エッセイ、ノンフィクションなど、ジャンルを越え、幅広い世代に向けて作品を書いている。


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