
ひらけば最後、死が訪れる――。
読書メーター 読みたい本ランキング 単行本部門 週間1位(集計期間: 7月29日~8月4日)!
それでもこの本を開こうとするあなたへ。
お急ぎでない場合は、身辺の整理を済ませておくことを強くお勧めします。
正直なところ、どこまで読んだら「この本を読んだ」という判定になるのか判断しかねるのが心苦しいところです。
警告はしました。
かつてロシアには「読むと死ぬ本」が存在しました。
日本でも翻訳され、読者が本当に次々と亡くなっていったため、この世から消えた–はずでした。
今、私の目の前に現れた一冊の本。
この本を開いたときから、私の運命は狂い始めたのです。
【あらすじ】
ベストセラー作家を夢見ながらも売れない小説を書き続ける作家の私。
ロシアで「読むと死ぬ本」と呼ばれる本を執筆し、謎の生涯を送ったセージャ・ダビニフスのドキュメントを書き上げ担当編集の氷上さんに手渡した。
すると、「実は見つかったらしいんですよ、本物が。読みたくありませんか……?」と告げられた。
あの伝承は本当なのだろうか。
その呪いはどう現れるというのだろうか。
私は興味をひかれつつもその日は答えを出さずに帰宅した。
そして、その日、あの人に死が訪れた–。
現代によみがえった本が、私の生活を侵食していく。
いやだ、死にたくない。だれか助けてください。
著者について
1989(平成元)年岩手県盛岡市生れ。岩手大学教育学部芸術文化課程卒業。2014年『サナキの森』で新潮ミステリー大賞を受賞しデビュー。精緻な筆致と軽妙なキャラクター同士のやりとりが魅力。他著書に『樹液少女』「昭和少女探偵團」シリーズ『あわこさま─不村家奇譚─』「幽霊作家と古物商」シリーズがある。
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