時代を超えて…ダンとセブンの2ショットに泣ける

泣ける2ショットだ……! 

「ウルトラセブン」モロボシ・ダン役の森次晃嗣、55周年迎えセブンと並ぶ「こんなに長く愛される作品もない」

特撮ヒーロー番組「ウルトラセブン」の放送開始からちょうど55周年を迎えた10月1日、セレブレーションイベントがTOHOシネマズ池袋で開催され、主人公のモロボシ・ダンを演じた俳優の森次晃嗣さんがスペシャルゲストとして登壇。

「セブンがある限り元気でいます」と力強い言葉で記念日に華を添えました。

4K特別上映に合わせたトークイベント

イベントは、同日から始まった「ウルトラセブン」4K特別上映に合わせて行われたもの。

MCを番組の大ファンとして知られる声優の関智一さんが務め、「ウルトラマンZ」で対怪獣ロボット部隊所属オオタユカ役を演じた黒木ひかりさんと、「シン・ウルトラマン」を手掛けた映画監督の樋口真嗣さんがトークイベントのゲストとして登場しました。

黒木さんは、生まれるはるか前の作品である『セブン』について「もともと『セブン~、セブン~』っていう歌は知っていて、いざ作品を観たときに『これかー!』となりました」と、世代を問わず人気の衰えない作品の存在感が伝わる感想をコメント。

一方、樋口監督は、「4Kでの上映は絶対に意味のあることですね。家庭用のブルーレイディスクとかも、ゆくゆくはなくなってしまうのでは」と高画質上映の意義への強い思いを語りました。

当時のさまざまなエピソードを

さらに関さんを交えての“セブントーク”が盛り上がる中、モロボシ・ダン役の森次晃嗣さんがスペシャルゲストとして登場。

放送開始55周年という長い歴史について聞かれた森次さんは、

「今日が55年なんて実感がなかったです。これだけ長い期間を経て、皆さんにこのようにお会いできるとは思っていませんでした」

としみじみコメントしました。

また、撮影当時、毎日早朝から電車で移動して撮影スタジオへ向かったことや、撮影が休みの日でも各地のイベントに参加するため、自分でカバンの中にセブンのスーツを持参し、日本全国を行脚したなどのエピソードを告白。

「若かったからできた」と当時の苦労を振り返りつつ、「撮影は過酷だったけれど、その分こんなに長く愛される作品もない」と『セブン』への熱い思いを語りました。

名台詞で盛り上がりも最高潮に

意外にも森次さんとはこの日初めて挨拶を交わせたという樋口監督は、「以前、別の会場のトイレで横に並んだことがあったんですけど……そんな場面じゃ挨拶できないじゃないですか!」と明かしつつ、「改めてご挨拶できてよかった」と子どもに戻ったような表情を見せました。

さらに森次さんは、真面目な表情が多いモロボシ・ダンが稀に見せた無邪気な一面について、「それは僕の地じゃない? 可愛いところあんのよ、僕」とおどけて語る場面も。

そして、最終回の名シーンから「僕は人間じゃないんだ」という名台詞を生で披露すると、場内の熱狂は最高潮の盛り上がりを見せました。

ネットの声

「ワイドショットを初めて見た時の衝撃と高揚感が今でも忘れられない?昔の少年雑誌には「宇宙最強力光線」とあった。その後登場する歴代ウルトラ戦士の必殺光線が「最強」を禅譲し続けているが、私にとってはワイドショットこそ紛れもなく「最強」です?」

「放送から50年経った今ではセブンは数多くの歴戦を戦い抜いたベテラン戦士になりましたね。
息子のゼロも最初はやんちゃなルーキーだったのが今では後輩や弟子の面倒を見る先輩戦士に成長しましたし。
ウルトラシリーズの歴史の長さと、ウルトラヒーローの時代の流れと共に成長を感じます。」

「昭和のウルトラシリーズ、必殺シリーズ共に好きだからマンの黒部さん、Aの高峰さんと三人で悪役でちょくちょく出演されていたのは少し複雑な思い。松坂慶子さんゲスト回、ダリーだっけ?が記憶にあります。」

おすすめの記事