【Kawasaki ZZR1200】最後のキャブ車 人気はなかったけど高速安定性は抜群だった!

Kawasaki ZZR1200は、「速さ」と「快適さ」を同時に求める人に刺さる、メガスポーツツアラーの代表格です。大排気量の並列4気筒らしい厚いトルクで、街中でも無理なく走れて、高速道路ではフルカウルの防風性能が真価を発揮します。アクセルを開ければ一気に伸びる加速感がありながら、ツーリングで疲れにくい落ち着いた乗り味も持っているのが魅力です。現行のハイパワーマシンとは違い、キャブレターならではの“つながる加速”や機械感のあるフィーリングを楽しめる点もポイント。ロングツーリングを主軸にしつつ、時々ワクワクする加速を味わいたい方に、今でも十分おすすめできる一台です。

どんなバイク?

ZZR1200は、いわゆる「スポーツツアラー」のど真ん中にいるバイクです。フルカウルで走行風を大きく減らし、長距離を移動するための安定感と快適性を重視しながらも、排気量1164ccの並列4気筒がもたらす強烈な加速をしっかり味わえる――この“両立”が最大の特徴です。車格は大きめで、ホイールベースも長く直進安定性は高いタイプ。高速巡航では車体がどっしりしていて、速度が上がっても不安が出にくく、結果として体力の消耗を抑えやすいです。

一方で、ただ重厚なだけではなく、エンジンが扱いやすいのもZZR1200らしさ。低回転からトルクが出て、ギアを選ばず前に進むので、ツーリング中の追い越しや合流がラクになります。キャブ車らしいスロットルの“じわっ”とした立ち上がりから、回転が乗るにつれて一気に伸びる感覚は、電子制御が当たり前の現代とは違う楽しさがあります。尖りすぎず、速いけれど穏やかに長く付き合える。ZZR1200は「旅をするための速さ」を形にした一台です。

Kawasaki ZZR1200 のインプレッション

ユーザー目線での第一印象は、「大きいのに、走ると軽く感じる」です。停車中の取り回しでは重量感があり、慣れないうちは気を遣います。ただ、ひとたび走り出すと車体が安定して、怖さより安心感が勝ってきます。特に高速道路は得意分野で、スクリーンとカウルの整流効果が高く、上半身に当たる風が減るので長時間でも疲れにくいです。「速度が上がるほどラクになる」という感覚が出やすいのは、スポーツツアラーならではだと思います。

エンジンは低回転から余裕があり、街中でもギクシャクしにくいのが嬉しいところ。回さなくても前に出るので、ツーリング中は“気持ちいい回転域”を使って走れます。そこからアクセルを開けたときの伸びはさすがで、追い越しでストレスが出にくいです。ハンドリングはクイックさより安定志向で、切り返しを連発するワインディングよりも、ゆったりした流れの道で気持ちよさが際立ちます。総じて、ZZR1200は「毎回ガチで攻める」より、「快適に移動しながら、必要なときに一気に加速できる」ことに価値を感じる人向け。旅バイクとしての完成度が高い一台です。

Kawasaki ZZR1200 のスペック

Kawasaki ZZR1200(2004)
画像出典:Wikimedia Commons

※年式・仕様(国内/逆輸入など)で数値が異なる場合があります。ここでは代表的な公表値を掲載します。

全長×全幅×全高 2,160 × 755 × 1,245 mm
ホイールベース 1,505 mm
最低地上高 130 mm
シート高 800 mm
エンジン 水冷4ストローク 並列4気筒 / DOHC
排気量 1,164 cc
燃料供給 キャブレター
トランスミッション 6速
最高出力(参考) 160 PS(ラムエア加圧時の公表例)
最大トルク(参考) 124 N・m
燃料タンク容量 23 L
車両重量(乾燥) 236 kg
タイヤ(前/後) 120/70ZR17 / 180/55ZR17
ブレーキ(前/後) 前:ダブルディスク / 後:シングルディスク

みんなのインプレッション

ZZR1200の口コミで多いのは、「高速がとにかく得意」「防風が強くて疲れにくい」「大排気量4気筒の余裕がある」という声です。一方で、取り回しでは重さを感じやすく、街乗り中心だと持て余すという意見も見られます。それでも、ツーリング用途での満足度は高く、“旅の相棒として長く乗れる”と感じる人が多い印象です。ここでは、よく見かける感想をそのままの温度感で8件並べます。

『高速巡航が本当にラク。速度が上がっても落ち着いていて安心できる。』

『カウルの防風が強くて、長距離でも体力が残る。ツアラーとして優秀。』

『低回転からトルクがあって、追い越しが余裕。回すと一気に伸びるのも気持ちいい。』

『大柄だけど走ると安定感がすごい。フラつきにくいのが良い。』

『街中の取り回しは重い。停車時は気を遣うけど、走り出すと別物。』

『キャブのフィーリングが好き。繋がる加速感があって乗っていて楽しい。』

『ワインディングで軽快に攻めるより、流れる道を大きく走るほうが似合う。』

『希少車で人と被りにくいのが嬉しい。ツアラー観が強い一台。』

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