ヤマハ・BT1100ブルドッグ…Vツインの鼓動を楽しむツーリング向け

BT1100ブルドッグは、イタリアのベルガルタ・ヤマハが生産していた欧州向けのバイクです。

どこかで見たような、というか見るからにヤマハテイストのバイクとなっています。

エンジンは、ドラッグスター1100用がベースです。

どんなバイク?

排気量1,063ccの75°Vツインエンジンは、空冷・OHC2バルブを搭載したロードスポーツモデルです。

高性能かつ走りを追究したバイクではないので、肩肘張らずに気楽にタウンライドやワインディングを走ることをコンセプトに作られました。

運転しやすいロードスポーツバイクということで、それだけで峠を攻めたくなります。

なので、肩肘張らずに気楽にワインディング…というのはちょっと無責任な言葉かも…。

とはいっても、気楽に走りを楽しめるバイクであることは間違いありません。

イタリア生まれのヤマハのバイク…日本では見かけることが少ないバイクでもありました。

BT1100のインプレッション

2001年に登場したバイクです。

ドラッグスターのエンジンがベースということですが、見た目はMT-01を意識したものに感じます。

もちろん、似て非なるものでBT1100の最大の特徴は、シャフトドライブを採用していること。

高級感もあって好きな人にはたまらない装備(らしいです)。

欧州向けということで、日本では好きな人だけが買った印象ですが、肝心の欧州市場で苦戦。

2006年に排ガス規制を理由に生産を終了。

日本では2008年まで販売していたようです。

フォルムは今風なのか先進的なのかはたまた古風なのか、イマイチしっくりしなかったようです。

誰かのコメントで、“見た目ほど走らない…”これが一番BT1100を言い当てているのかも。

もっとも、1100ccのパワーですから、こういうことが言える人はかなり上級者なのでしょう。

とはいっても1100ccで65psはやはりドラッグスター譲りですが…

スタイリングはシンプルそのものなので、カスタム向けのバイクですね。

BT1100のスペック

全長/幅/高 2200/800/1140mm
シート高 812mm
車軸距離 1530mm
車体重量 250kg(装)
燃料消費率
燃料容量 20.0L
エンジン 空冷4サイクルSOHC二気筒
総排気量 1063cc
最高出力 65ps/5500rpm
最高トルク 9.0kg-m/4500rpm
変速機 常時噛合式5速リターン
タイヤサイズ 前120/70ZR17(58W)
後170/60ZR17(72W)
バッテリー GT14B-4
プラグ BPR7ES
または
W22EPR-U
推奨オイル SAE 10W/30~20W/40
オイル容量
※ゲージ確認を忘れずに
全容量3.6L
交換時3.0L
フィルター交換時3.1L
スプロケ
チェーン
車体価格 1,030,000円(税別)

マイナーで見ることが期待できないバイクですが、2000年代はこのバイクがけっこう気になってました。

マイルドなバイクに憧れていたのかも。

ベースがドラッグスターということで、アメリカンに興味がないので急速に興味がなくなっていったバイクでもありましたね。

みんなのインプレッション

「先ず、音が良いですね、ノーマルマフラーでも良い音していますよ。(うるさ過ぎず、静か過ぎず、低音で、歯切れが良い音です)燃費が良くて(20km前後)タンクも20L文句なし。タンク形状が良く出来ていて、クラッチもかなり軽いので(ワイヤー式)運転もしやすくいです。(自然なポジション/身長177cm体重75kg)シャフトドライブと言うのも信頼性とホイールが汚れないと言う点で気に入ってます。」

「ヤマハらしからぬデザインですが、かっこいいです。信号待ちなどで他のライダーから注目されます。シャフトドライブ、空冷エンジンで手がかかりません。DS11のエンジンです。癖はないが飽きの来ない感じです。ゆったりポジションで疲れません。ニーク゛リッフ゜もしやすいです。他にだれも乗っていません・・。」

「存在感があります。Vツインの迫力あるサウンド(ノーマルマフラーでも十分)が気に入ってます。つきに関してはチーム内の女性身長150~155Cmだけど不安はないとの事でした。パワー的にもリッターオーバーながら女性や大型初心者には力む事なく乗りこなせるでしょう!燃費はツーリングで25kmと良いです。落ち着いた感じが好みの方、軽いスポーツが好みの方へお勧めです。ライトのON,OFFスイッチがあるのが良いです。また、ライト点灯時は扇形に照らすので走り易い。」

「基本はVツインの鼓動感が心地よい穏やかなツーリングバイクですが、二―グリップしての素直なコーナーリングなどではスポーティな楽しみもあります。高級感あるデザインで、SUSやアルミパーツも多様されてます。海が近いですがこのバイクは錆び難いです。シャフトドライブは癖を感じず、足回りの油汚れが無いのが良いです。掃除は全身シリコンスプレー(耐熱性ありますし)+拭き上げでピカピカを維持できます。」

「エンジンのドコドコ感(エンジンはドラッグスター1100)はしっかりあるので楽しい反面、300キロ走行くらいから手がしびれ始める。その他はスクーター並みに楽。」



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