
なぜ 語らないのか。
なぜ 俯いて歩くのか。
なぜ いつも独りなのか。
そしてなぜ 嫌われるのか――。
中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。
それでもなぜ、落合博満はフロントや野球ファン、マスコミから厳しい目線を浴び続けたのか。秘密主義的な取材ルールを設け、マスコミには黙して語らず、そして日本シリーズで完全試合達成目前の投手を替える非情な采配……。
そこに込められた深謀遠慮に影響を受け、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった12人の男たちの証言から、異端の名将の実像に迫る。
「週刊文春」連載時より大反響の傑作ノンフィクション、遂に書籍化。
放心している…。放心しながら頬を涙がこぼれ落ちている…。『嫌われた監督』鈴木忠平(文藝春秋)を読んだ。とんでもないものを読んでしまった。これはとてつもないノンフィクションだ。いや、そんなジャンルにこだわらず、とてつもない「本」だった…。 pic.twitter.com/aRrt9GSmTc
— 杉江由次 (@pride_of_urawa9) September 22, 2021
「理不尽と感情が支配するスポーツの世界で、いやこの国で、理解されない「言葉」を極力排し、行動と結果だけで生き抜いてきたこの男の孤独は、いかばかりだったであろう。本書を読んで、改めてその孤独の深さに震撼せざるを得なかった。スポーツ関係者ばかりでなく、多くの教育関係者、いや、多くの国民に読んでほしい、見事な人間論だ。」
「プロとは何か。厳しい競争の世界で生き残るためにどうすれば良いのか。様々な挫折や葛藤を抱えながら、最善の一手を決断し、苦悩しながらも歩みを止めない選手・スタッフたちと、自らも日刊スポーツ新聞社を退社し、独立の道を選んだ筆者の生き様に勇気をもらいました。」
「ヤンキースにベーブ・ルースを移籍させたレッドソックスは、その後86年間優勝から遠ざかり「バンビーノの呪い」と言われたが、ドラゴンズが同じような道をたどらないことを40年来の中日ファンである自分はただ祈るばかりである。」
鈴木忠平著『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』(文藝春秋)読了。すごい本だった。名著『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』に比肩するのではないか。
— 高野秀行 (@daruma1021) September 28, 2021
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